掃海艦20隻 海自と米海軍が機雷除去訓練 

1日から伊勢湾で行われている海上自衛隊とアメリカ軍による機雷除去の合同訓練の一部が6日、報道関係者に公開されました。

海上自衛隊は毎年、松阪港沖の伊勢湾で掃海艦での訓練を実施し、今年は連携を強化しようと初めてアメリカ海軍から水中処分員が参加しています。

訓練には、掃海母艦「ぶんご」など海上自衛隊の掃海艦20隻と自衛隊員約1100人が参加し、この日は松阪港沖約13キロの海上で訓練を公開しました。

最新鋭の機雷処分装置を装備している掃海艦「ひらど」から、水中無人機を使って海中の機雷を処分する訓練が行われる予定でしたが、高波の影響で無人機を操作する手順の確認までとなりました。

一方、波の高さが1.5メートルから2メートル、風速12メートルの強風が吹く中でも潜水員による訓練は行われ、掃海母艦「ぶんご」から小型のボートで出動した潜水員が実際に海に潜って、機雷に模擬の爆発物を装着し爆破処分する訓練を行いました。

海上自衛隊では、1991年に初めての国際貢献活動としてペルシャ湾に掃海艦を派遣し機雷の除去を行っています。

伊勢湾での海上自衛隊とアメリカ海軍との合同訓練は、10日まで続けられます。

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