他城との連携や体験型催し提案 座談会で岡山城の活用策探る

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岡山城の新たな活用策を探った公開座談会

 岡山市が2022年度の完成を目指し天守閣などの大規模改修計画を練っている岡山城(同市北区丸の内)の新たな活用策を探る公開座談会が8日、同城不明門(あかずのもん)で開かれた。有識者や経済人ら4人が観光振興のアイデアなどで意見を交わした。

 博報堂買物研究所(東京都)の山本泰士上席研究員は全国でも珍しい城の貸出制度があることを踏まえ「戦国武将のコスプレイベントなども可能。日本一面白い取り組みができる城として売り出せる」と提案。せとうち観光推進機構(広島市)の金平京子専務理事は中四国の交通の結節点にある利点を挙げ「世界遺産の姫路城など他の城と連携、発信してはどうか」と促した。

 松田久岡山商工会議所会頭は「幅広い世代が楽しめる体験型イベントがあれば城への親しみが深まる」と指摘。岡山市は20年度中に設計を終える方針で、今後、検討が佳境に入る。大森雅夫市長は「岡山城がどう生まれ変わるのが良いのか、みんなで考えていきたい」と話した。

 座談会は同市や山陽新聞社などでつくるおかやま城下町物語実行委が初めて企画。市民ら約90人が聴いた。