宮崎市で畳針供養

 ◎…商売道具に感謝を込めて―。使用できなくなった畳針を供養する「はりまつり」(県畳工業組合青年部主催)は8日、宮崎市の宮崎神宮であり、組合員11人が神事に参加した。
 ◎…折れたり、古くなったりした畳針約100本を豆腐に刺し、玉串を奉納=写真。豆腐に刺すのは畳針をねぎらい、「柔らかい場所で最期を迎えてもらう」という意味があるという。
 ◎…約25年続く同青年部の恒例行事。川名勝克部長は「1年間の感謝も神様に伝えた。新年度も畳の良さを理解してもらえるよう頑張りたい」と意欲。気持ちにも”はり”が出たようだ。

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