9日(日)朝は、北海道旭川市の江丹別(えたんべつ)で-36.0℃を観測するなど、厳しい冷え込みになったが、日中も全国的に真冬の寒さが続く見通し。寒さとともに日本海側では大雪やふぶきに注意が必要だ。
晴れる地域も空気は冷たい
9日朝は、全国的に厳しい冷え込みとなり、特に北海道では内陸部を中心に-20℃を下回った。中でも、江丹別では2月としては42年ぶりに-36.0℃まで下がり、全国の今季最低気温を更新。
日中にかけて、晴れる地域を含め全国的に真冬の寒さが続きそうだ。最高気温は、札幌-7℃、仙台2℃、東京9℃、大阪7℃、福岡10℃など、札幌や大阪などでは今季もっとも低い最高気温となる見込み。冷たい風も吹くため、実際の気温以上の寒さに感じられそうだ。9日夜から10日(月)朝にかけても冷え込むため、寒さ対策は万全にして過ごすよう心掛けたい。
日本海側では大雪に注意
天気分布も冬型で、日本海側では夜にかけて降り方は次第に弱まるものの、北陸から北の地域を中心に雪の降りやすい状態が続く見込み。山沿いを中心に積雪が増える予想で、大雪に注意が必要。また、ふぶきによる見通しの悪化にも注意したい。
太平洋側では広く晴れるが、その分空気が乾燥する見込み。火の取り扱いとともに体調管理にも注意が必要だ。
(気象予報士・佐々木聡美)