「身に覚えない」 取引先の倉庫に侵入、放火した男を逮捕

 取引先の倉庫に火を付けて燃やそうとしたなどとして、県警捜査1課と津久井署は9日、建造物侵入と現住建造物等放火未遂の疑いで、群馬県高崎市、会社員の男(37)を逮捕した。調べに対し「身に覚えがない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、昨年10月16日未明、相模原市緑区長竹の食品会社倉庫に侵入して放火し、従業員のいる倉庫を燃やそうとした、としている。

 同課によると、同容疑者は食料品などの輸送業務に就いており、この倉庫にも複数回輸送していた。現場周辺の防犯カメラ映像の解析などから浮上した。県警は、トラブルの有無など動機面を調べる。

 倉庫には当時、従業員数人が勤務していたが、けが人はなかった。倉庫内のドアや壁面などを焼損した。

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