各リーグともシーズンの後半戦に突入し、盛り上がりを見せているヨーロッパサッカー。
そこで今回はシーズン終盤に向けて復活が期待される5人の選手を選んでみた。
エクトル・ベジェリン(アーセナル)
快速でファッショナブルなサイドバックとして知られるベジェリンは、シーズン序盤に長期離脱から戻ってきた。
しかし不本意なシーズンを送るアーセナルを助けるには至っていない。代わりに本来は中盤の選手であるメイトランド=ナイルズが、主に右サイドバックとして出場機会を増やしている。
ダービーでゴールを決めるなど、復調の兆しも見せているため、本職としてポジションを奪い返してチームのリズムを変えることができるだろうか。
イルビング・ロサーノ(ナポリ)
本田圭佑も所属したパチューカでデビューしたロサーノ。昨夏にはエールディヴィジ、そしてメキシコ代表での活躍が認められてナポリへ加入した。
ところが今季のナポリは上層部と選手の対立が表面化するなど、難しい状況に身を置くこととに。監督も交代し、最近ではベテランのアタッカー陣にポジションを譲ってしまっている。
ここから終盤に向けて、その価値を再び証明していきたいところだ。
トマ・レマル(アトレティコ・マドリー)
2017-18シーズン、後のスター選手たちとともにモナコでブレイクしたのがレマル。その後高額な移籍金でアトレティコへとやってきた。
しかし、これまでのところまだ印象的な活躍はできていない。今季は怪我での離脱もあってか未だリーガでゴールもなく、放出の噂にも度々名前が上がっている。
得点力不足に悩まされ、例年に比べて安定感に欠けるチームのためにも、攻撃で変化を加えられる選手となれるだろうか。
マリオ・ゲッツェ(ドルトムント)
ハイペースなキャリアを歩んできたゲッツェ。まだまだ27歳と若いが、今季はクラブの積極的な補強のあおりで出場機会を減らしており、本来の力を示せずにいる。
また、かつての自身と同じようにチーム内ではサンチョやホーランといった才能ある若手選手が大ブレイクしており、その陰に隠れてしまっているのが現状だ。
混戦となっている優勝争いで一歩抜け出したいドルトムントとしては、経験豊富な選手の復活がキーになるかもしれない。
ルーク・ショウ(マンチェスター・ユナイテッド)
5年前、育成の名門サウサンプトンから10代でユナイテッドへ加入したルーク・ショウ。
高額な移籍金と期待に反し、度重なる怪我によりスタメンに定着できずにいたが、昨季は公式戦で多くの試合に出場し、クラブの年間MVPに輝くなど加入後初めて一貫性が見られたシーズンとなった。
ところが今季はまた怪我に苛まれており、チームの左サイドバックが固定できずにいる。ここから再び昨季のような活躍を見せることができるか、注目だ。