異文化で身についたコミュニケーション力 【留学生の声】(1)ダブリンシティ大学、木島さん・久保田さん

By TOYO Press編集部

 1月に2020年度第Ⅱ期交換留学候補生が決定し、留学への準備が始まりました。筆者はアイルランドのダブリンシティ大学へ短期留学中。同大は東洋大学と学生交換協定を締結しており、実際に交換留学生として学ぶ2人に、インタビューをしてみました。

インタビューに応じてくれた久保田さん(左)木島さん(右)

単語がわからず苦労

文学部 国際文化コミュニケーション学科 3年 木島由里子さん

Q:なぜ、留学をしようと思ったのですか?

A:海外の文化・考え方を現地で学びたいと思ったからです。また、学科で英語を話す機会があまりなく、コミュニケーションに使う英語を勉強したかったのも動機です。

Q:多くの協定校からなぜダブリンシティ大学を選んだのですか?

A:学びたい分野の講義があったからです。2年生の頃からジェンダー学に興味を持つようになりました。しかし東洋大では社会学域に含まれるため、文学部生は履修できません。ダブリンシティ大学では、自分の学科でジェンダー学が学べるので選択しました。

Q:日本での勉強と何か変化はありましたか?

A:日本では英語の勉強をしていましたが、ここでの英語はコミュニケーションに使う道具です。授業はもちろん、友人との会話でも使うので、単語を知らないと何を言っているか理解できません。留学中は、英語学習だけに時間を使うことができないので、まずは、単語を中心に英語学習をすることをおすすめします。

辞書を引いてもわからない言葉と出会う

国際学部 国際地域学科 2年 久保田梓実さん

Q:留学をしようと思ったきっかけは何ですか?

A:就活の時に学業としての成果を言えるようになりたいと思ったからです。交換留学は、学部に入り専門分野を履修し、寮で自立した生活をしなければなりません。英語力だけでなく、異文化でのコミュニケーション力や人間性も高められると思ったからです。

Q:なぜ、ダブリンシティ大学を選んだのですか?

A:バスで都心のダブリンに行ける立地の良さなどから選びました。このとき、留学レポート(東洋大生向け)が大変参考になりました。

Q:留学前にもっと準備したかったと思うことは何ですか?

A:専門分野の知識です。コスモポリタニズム(世界主義)について学んでいたときに、日本語に訳しても理解できない単語と出会いました。分野を問わず、様々な分野の専門用語と出会うので、専門分野の知識も必要だと感じています。新聞や本を読む重要性を実感しました。

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