国家資格「第二種電気工事士」 大村工高 電気、電子工学科1年 80人全員合格 初の快挙

第二種電気工事士に全員合格した電気科と電子工学科の1年生=大村工業高

 住宅などの電気工事に必要な国家資格「第二種電気工事士」に、県立大村工業高(松山大治校長、955人)電気科と電子工学科1年の計80人全員が合格した。両科合わせての全員合格は同校初の快挙という。
 同資格は、住宅などの電気配線や電気器具の取り付けができるようになる。本年度は約12万2千人が受験し約6万5千人が合格。合格率は53.6%だった。
 試験は学科のほか、作業の時間や正確さを見る実技もあり、生徒たちは朝補習などを通じて対策を進めてきたという。
 電気科の須藤太一さん(16)は「4月から仲間と一緒に頑張ってきた。指導してもらった先生に感謝し、(上の資格である)一種も全員合格を目指す」、電子工学科の福田渉さん(15)は「試験が難しかっただけに、とてもうれしい。学んだことを生かして人の役に立てる仕事ができたら」とそれぞれ話した。

© 株式会社長崎新聞社