トーヨータイヤ、「タイヤ力」の見える化でCASE時代に求められるタイヤ情報を提供

トーヨータイヤ タイヤセンシング技術コンセプト

CASE時代を支える「タイヤ力」の可視化技術

CASE時代において、自動車用タイヤに情報通信機能を備えるインテリジェント化、車両制御の高精度化や運行管理、メンテナンスを支援する情報提供などが求められている。

走行中の路面情報と走行中のタイヤ状態情報を検知し、リアルタイムで走行中のタイヤパフォーマンスを可視化する「タイヤセンシング技術」は、実際に走行している路面の状態に対して求められるタイヤ性能の範囲と、走行中のタイヤが性能に応じた「タイヤ力」を発揮できているかどうかの状態をデータとして把握し可視化。把握・可視化した情報を車両と連動させ、より精度の高い安定走行や危険回避といった安全なドライブの実現につなげることが可能になる。

タイヤ力とは

タイヤ力とは、TOYO TIRE独自の呼称で、タイヤからインプットされる空気圧や温度、路面判別、荷重、摩耗、異常といった情報から推定される、実際のタイヤパフォーマンスのこと。

CASE(ケース)とは

「Connected:コネクティッド化」「Autonomous:自動運転化」「Shared&Service:シェア・サービス化」「Electric:電動化」の頭文字。自動車メーカーからモビリティカンパニーへ変化する自動車社会の大変革を象徴する4大トレンドを意味している。

「タイヤセンシング技術」の構築でモビリティの進化に貢献

トーヨータイヤ タイヤセンシング技術コンセプト

トーヨータイヤは、走行している路面の状態や走行車両に装着されているタイヤの状態を把握するため、タイヤにセンサーを装着。検知した諸情報を高度に演算処理することによって、果たすべきタイヤ性能(グリップ力)の限界値を導き出す「タイヤセンシング技術」を構築した。

情報取得デバイスとしての機能を備えたタイヤから、検知、入手したデータを活用し、個別の車両ごとに求められるタイヤ性能の限界値と実際のパフォーマンスをリアルタイムで把握することができれば、安全をはじめとした精度の高いドライブに貢献できる。

「タイヤセンシング技術」を用いて、さらなるモビリティ進化の実現に寄与できるよう、外部のさまざまな知見や技術との統合を進めていく方針だ。

試行錯誤の末に実現した「タイヤ力推定モデル」

トーヨータイヤ タイヤセンシング技術コンセプト

タイヤセンシング技術のコンセプトは、タイヤを情報取得デバイスとして機能させ、さらに検知した情報から、「走行中の路面に応じてタイヤに求められるパフォーマンス」と「実際の走行中に発揮しているパフォーマンス」の双方を導き出すこと。この「タイヤ力推定モデル」を構築するため、車両とタイヤ・ホイールに装着した各種計測機器とタイヤに装着したセンサー情報を同期させることで、学習データ(データセット)とした。

トーヨータイヤ タイヤセンシング技術コンセプト

トーヨータイヤはPOC(Proof of concept:概念検証)を経て、本手法の可能性を確認し、さまざまな条件での学習データを収集、学習の方法も試行錯誤を繰り返して開発を進めてきた。

これらタイヤのパフォーマンスの割り出しは、タイヤに装着したセンサーから検知した情報を入力し、「タイヤ力」として出力する「タイヤ力推定モデル」の構築によって可能となる。タイヤ力推定モデルを車上デバイスに組み込むことで、車両との連動を図っていくことを企図している。

実証実験を経て「タイヤセンシング技術」実現へ

「タイヤセンシング技術」はすでに、テストコースにおいて、モデルによるタイヤ力の推定検知に成功しており、現在、実車装着・実路走行での車内において、リアルタイムでのタイヤ力データの収集が進んでいる。実証実験が成功すれば、移動における安全・安心への貢献だけでなく、タイヤの使われ方を把握することによる新たな付加価値への可能性が広がるとしている。

センサー装着による単なる情報の吸い上げではなく、タイヤメーカーとして、センシング技術であるタイヤパフォーマンスの把握技術によって、安全で安心な移動支援のみならず、新しいビジネスモデルとしての可能性が広がるはずだ。

最後まで読んで頂いた方には超豪華な旅館宿泊のチャンス!

2019年12月17日からMOTAにてリリースされた「ドライブ/宿」企画。

今回は、MOTA厳選宿公開記念として、1組2名さまに抽選で当たる宿泊券プレゼントキャンペーンを実施します。

応募条件は、以下のページからMOTAのメールマガジンに会員登録し、当キャンペーンに応募するだけ。

この機会に是非ご応募ください! 中には1泊10万円以上の宿も…!?

どんな宿があるかは、ページ上部右端の「ドライブ/宿」ページで見れるので要チェック!

© 株式会社MOTA