パイオニアのセンサー技術を使った5G回線自動運転実証実験をマレーシアにて実施中

PSSIの「3D-LiDAR センサー」が搭載された自動運転シャトルバス

「5Gデモンストレーションプロジェクト」に日本企業が参加

実証実験は、マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)が国内6州で開催する「5Gデモンストレーションプロジェクト」の一環として行われるもので、マレーシアのテレカンパニーAltel Communicationsの協力のもと、5G回線を用いた自動運転に関連する検証を行う。限定エリア(クダ州ランカウイ島のペランギビーチリゾート&スパ周辺)内にて、5G回線経由でデータの送受信を行う4人乗りの自動運転シャトルバスを運行し、エリア内の利用者の試乗も行われる。

パイオニアのセンサー技術は自動運転に不可欠

PSSIは2018年より、シンガポールのMooVitaと自動運転レベル4のサービス商用化を視野に、パイオニアの「3D-LiDAR センサー」を用いた実証実験を行っている。

3D-LiDARセンサーは、レーザー光を照射することにより対象物までの正確な距離を測定し、周辺の状況をリアルタイムかつ立体的に把握できるため、自動運転レベル3(条件付き自動運転)以上の自動運転の実現に不可欠なキーデバイスと言われている。

PSSIは、今後も独自のセンシング技術を用いた自動運転関連のサービスやソリューションをグローバルに展開するため、アセアン地域を皮切りにさまざまなプロジェクトに参画し、自動運転の早期実用化およびサービス商用化に貢献していく。

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