とある公務員女性の水着姿がネットで拡散され通報 公で働く者は露出の多い水着を着てはいけないのか?

画像はFacebookより

とある公務員女性が露出の多い水着姿で撮影した写真が本人の知らないうちにネットで拡散した上に批判を受けるという出来事がありました。

流出したのは胸の部分が大きく開いた黄色い水着と背中がざっくり開いた黒い水着を問題の女性が着た写真の2種類です。

女性はタイ中部地方アントーン県で集落長補佐役として働く公務員のギフさん(32)。拡散した水着写真はギフさんが自分のフェイスブックに投稿したものだったのですが、それがなぜ批判を浴びたかというと、公務員のユニフォーム姿の写真と共に拡散したことに加えて、フェイスブックに投稿した際に写真に添えたコメントがいけませんでした。

「ビッチでいこう。来世でまたビッチになれるかわからないから。ひょっとしたら私、来世ではおしとやかに生まれて来るかもね」

この言動が公務員として不適切だと現地のSNSで炎上して、アントーン県内の役所に通報する人まで出てしまったのです。

そのため集落長がギフさんを呼び出して厳重注意をした上で、郡に報告しました。それを受けて郡長は、問題の集落長補佐役の写真は公務員のユニフォーム姿ではないためプライベートな写真だと判断したものの、調査懲罰委員会を設置する方針を決めました。

ギフさんは二度とこのような不適切なことはしないと謝罪をしましたが、引っかかることがあるようです。

というのは、問題の写真は親類と海へ遊びに行くために買ってきたばかりの水着を試着してプライベート設定の自分のフェイスブックに投稿したものだったからです。親類とごく近い友人しか見ることができない水着写真を流出させた犯人にギフさんは心当たりがあるようです。

「悪意のある人が足を引っ張ろうと写真を拡散させて、公務員を免職させるように要求したんです。誰か分かっていますが今は伏せておきます」と語り、警察に被害届を提出しました。

またギフさんはイスラム教徒なのですが、そのような姿は教義に反しないのかとの批判には「こういうことは私の権利。誰だってしていいこと」と反論しています。

そういう気丈な性格が妬まれた結果の騒動のような気がしなくもありませんが、ひとまず免職は免れそうなので、今回を教訓にして今後は普段の品行を見直してみた方がよいかもしれません。(取材・文◎赤熊賢)

© TABLO