韓国の巨匠にラブコールを送った吉沢亮

米映画最大の祭典「第92回アカデミー賞」の発表・授賞式が9日(日本時間10日)、ハリウッドで開かれ、ポン・ジュノ監督が手がけた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4冠を獲得した。

全編が韓国語の同作。非英語映画の作品賞受賞は史上初となった。

また、同作は、昨年6月に「カンヌ国際映画祭」で最高賞「パルムドール」を受賞。アカデミー賞との2冠は、米映画「マーティ」が1956年に受賞して以来、64年ぶりとなった。

そんなジュノ監督の大ファンを公言する俳優・吉沢亮が、一部スポーツ紙に対して祝福のコメントを寄せた。

吉沢は昨年12月、都内で開催されたプレミア上映会の舞台あいさつで、ジュノ監督や、主演のソン・ガンホと対面。

快挙を受け、吉沢は「パラサイト!アジア初!4冠!おめでとうございます!!凄すぎる。ファンとして今後ポン・ジュノ監督の脳内からどんなエンターテインメントが飛び出すのかとても楽しみです!」と称賛した。

「関係者としては、この吉沢のコメントをジュノ監督への“ラブコール”と受け止めている。所属事務所は以前、人気韓流スター、チャン・ドンゴンのマネジメントを手掛けたことがあり、韓国の芸能界に太いパイプがある」(映画業界関係者)

昨年は映画「キングダム」で2役を演じ映画賞も受賞している吉沢。09年に所属事務所主催のオーディションで部門賞を受賞し芸能界入り。13年に抜てきされた主演舞台が不入りで、それをきっかけに役者としての向上心が芽生えたことをインタビューなどで明かしている。

ステップアップを重ね、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」で主演に抜擢された。

「大河の撮影は今年の6月からで、しばらくは大河に専念。なので、ジュノ監督にアプローチするとしても、来年夏以降になりそうだ」(同)

大河主演後、海外に目を向けることになりそうだ。(編集部 竹田)

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