台風19号で沈没の貨物船引き上げ 船内に1遺体

 2019年10月の台風19号の影響で発生した東京湾・東扇島沖(川崎市川崎区)の貨物船沈没事故で、第3管区海上保安本部(横浜)は14日、引き揚げられた船内から男性1人の遺体が見つかったと発表した。

 同本部によると、貨物船はパナマ船籍の「JIA DE」(1925トン)。昨年10月12日、台風19号の影響で沈没し、外国籍の乗組員12人のうち7人が死亡、ベトナム人船員1人が行方不明になっていた。引き揚げ作業は同日午前から行われ、同本部が遺体が不明者かどうか身元を調べている。

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