KM東京レギュラーシーズン1位確定 水谷、丹羽が勝利導く<卓球・Tリーグ結果速報>

写真:木下マイスター東京の丹羽孝希/提供:©T.LEAGUE

<ノジマTリーグ2019/20シーズン 2月15日(土)毎日興業アリーナ久喜>

15日、ノジマTリーグで木下マイスター東京(以下、KM東京)がT.T彩たま(以下、TT彩たま)と対戦し、マッチカウント3-1で勝利した。

この試合に勝てばレギュラーシーズン1位が確定するKM東京と、勝って悲願のプレーオフファイナル進出を決めたいTT彩たまの熱い1試合は、KM東京に軍配が上がった。

ダブルスはKM東京がストレート勝利

写真:木下マイスター東京の丹羽孝希(写真右)と田添健汰(写真左)/提供:©T.LEAGUE

第1マッチのダブルスでは、KM東京から丹羽孝希/田添健汰(KM東京)が、TT彩たまからはウォン/神巧也(TT彩たま)が登場した。丹羽のレシーブで流れを掴んだKM東京ペアが、11-6/11-4のマッチカウント2-0でストレート勝利した。

熱戦の末、試合巧者水谷が松平に競り勝つ

写真:木下マイスター東京の水谷隼/提供:©T.LEAGUE

続く第2マッチシングルスは、日本男子卓球を引っ張ってきた二人、水谷隼(KM東京)と松平健太(TT彩たま)との熱戦となった。

終始前陣にこだわった松平と、細かく戦術と距離を変えていく水谷の大熱戦は、ゲームオール11-8で水谷が勝利し、両者固い握手を交わした。

丹羽、電光石火のカウンターでピッチ封じ KM東京レギュラーシーズン1位確定

写真:T.T彩たまのピッチフォード/提供:©T.LEAGUE

第3マッチは、ピッチフォード(TT彩たま)と丹羽孝希(KM東京)の対決。

早い展開が得意な両者、ピッチフォードが前陣のバックハンドドライブを出せば、丹羽も回り込んで前陣カウンタードライブを決める。サイドを切っていく打点の早いカウンターを始め豊富な技術を繰り出し、ピッチフォードに得意な卓球をさせなかった丹羽が、終わってみればゲームカウント3-0で勝利した。

この瞬間、2シーズン連続となるKM東京のレギュラーシーズン1位が確定し、プレーオフファイナルへの進出を決めた。

カット打ちに絶対的強さ キャプテン神巧也が明日へ繋ぐ1勝

写真:T.T彩たまの神巧也/提供:©T.LEAGUE

第4マッチは、神巧也(TT彩たま)とホウエイチョウ(KM東京)の対戦。ホームに集ったファンの前で、このままマッチカウント4–0では終われないとキャプテン神が気を吐く。

ホウエイチョウの回転の変化にも動じず、気持ちのこもったフットワーク、安定したフォアドライブでカットを打ち抜いていく。カット攻略に圧倒的な強さを見せた神がホウエイチョウに3-0で勝利、キャプテンがチームに勝ち点1をもたらし、ファイナル進出をかけて明日の琉球アスティーダとの直接対決に挑む。

写真:1,372人のお客さんが来場、立ち見も出る盛況/提供:©T.LEAGUE

1,372人のお客さんが来場、立ち見も出たTリーグ終盤戦。

熱のこもった会場の中で、KM東京が2期連続となるレギュラーシーズン1位、プレーオフファイナルを確定させた。TT彩たまは、明日の琉球アスティーダ戦が2位-3位直接対決となり、勝った方がファイナル進出となる大一番に挑む。絶対に見逃せない試合だ。

スコア詳細 : T.T彩たま 1-3 ○木下マイスター東京

写真:勝利した木下マイスター東京/提供:©T.LEAGUE

ウォン/神巧也 0-2 ○丹羽孝希/田添健汰
6-11/4-11

松平健太 2-3 ○水谷隼
9-11/11-2/11-6/9-11/8-11

ピッチフォード 0-3 ○丹羽孝希
10-11/10-11/8-11

○神巧也 3-0 ホウエイチョウ
11-5/11-8/11-2

文:ラリーズ編集部

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