酒蔵などが残る歴史ある街並みを歩いて巡る「ありえ蔵めぐり~春の陣」が15日、長崎県南島原市有家町で始まり、市民や市外からの観光客らが散策や買い物などを楽しんだ。
明治期以降に建てられた酒、みそ、しょうゆ、そうめんの蔵や商家が残る街並みを生かしたイベントとして「ありえ蔵のまち保存会」(吉田嘉明会長)が主催。五つの蔵を中心としたスタンプラリーがあり、新酒の試飲や地元特産品、取れたて野菜などを販売している。
そうめん製造の麺商「ふるせ」では、江戸から昭和時代のひな飾りを展示。初めて来場した雲仙市小浜町の伊藤敬子さん(69)は「五つの蔵それぞれが趣向を凝らしていて楽しい。特に江戸時代のひな飾りは精巧で豪華。きれいに保存されている」と感心していた。
ひな飾りの展示は3月3日まで。同保存会(電0957.82.2032)。
華やか ひな飾りも 南島原「ありえ蔵めぐり」
- Published
- 2020/02/16 00:00 (JST)
- Updated
- 2020/02/17 00:11 (JST)
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