島原半島の11区溝口仁、12区溝口泰良のいとこリレーが、チームのたすきを勢いづけた。仁が区間4位と好走すると、泰良は自身初の区間賞を獲得。創成館高の主力でもある2人は「古里に貢献できてよかった」と口をそろえた。
雲仙市出身の2人は愛野小、愛野中から創成館高に進み、同じ島原半島出身の梅津富浩監督の下で切磋琢磨(せっさたくま)。そろってインターハイも経験した。今回は第1日に区間賞を取った竹下と3人の“創成館高トリオ”でチームをけん引している。
この日、仁から中継所で「頼んだぞ」と背中を押された泰良は、地元の大きな声援を受けて快走した。春から仁は東海大、泰良は創価大に進学し、さらなる高みを目指す。高校生活の“有終の美”を飾った泰良は「忘れられない大会になった」と満足げだった。
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