「ふらり長崎 それもいい」 県、新幹線キャッチコピー発表

キャッチコピーが選ばれた大窪さん(前列左から3人目)とロゴマークを考案した米澤さん(前列右から3人目)ら=長崎県庁

 長崎県は16日、九州新幹線長崎ルートの2022年度暫定開業に向け周知や機運醸成を図ろうと、PRに活用するキャッチコピー「ふらり長崎 それもいい」と、海とステンドグラス、新幹線を組み合わせたロゴマークを発表した。
 キャッチコピーには1097作品、ロゴマークには279作品の応募があった。1次、2次選考で各3作品に絞り、人気投票で最優秀賞を決めた。今後、県や市町、関係団体などが広報活動に利用し、土産品のパッケージなど民間事業者の活用も促進する。
 キャッチコピーを考案したのは神戸市垂水区の元中学校教諭、大窪誠一郎さん(62)。計画的な旅もいいが、長崎にはいつどこへ行っても魅力や発見がたくさんあり、ふらりと訪れるのも趣があるという思いを込めた。大窪さんは「(新幹線が開通したら)真っ先に乗り、長崎を訪れ、魅力を十分に楽しみたい」と喜びを語った。
 ロゴマークは東京都練馬区のグラフィックデザイナー、米澤祐子さん(37)の作品が選ばれた。子どもも県外の人も長崎を表現したと分かるデザインにしたという米澤さんは「どのようにロゴが使われるのかわくわくする」と話した。

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