中学生ランナー好走光る 後田、田村、野村が区間賞 第69回郡市対抗県下一周駅伝大会・最終日

区間賞を獲得した中学生ランナー。(右から)諫早の7区後田(西諫早中)、五島の9区田村(福江中)、壱岐の15区野村(郷ノ浦中)=県内各地

 中学生区間で区間賞を獲得したのは諫早の7区後田(西諫早中)、五島の9区田村(福江中)、壱岐の15区野村(郷ノ浦中)の3人。次代の県長距離界を担う若い力が、それぞれのチームに貢献した。全国でも活躍してきた後田は「風が強くて自分の走りができなかったけど、最後まで諦めなかったのは良かった。高校へのいろんな準備ができた」と声を弾ませた。
 田村は昨年12月の全国中学駅伝も出走した五島のホープ。今回、県内主要大会で自身初となる区間賞を手にした。本土の高校からの誘いを断り、卒業後は五島高へ進学予定の15歳は「とても楽しかった。文武両道で来年もぜひ走りたい」と気持ちを新たにした。
 女子の野村は2年生。たすきを受けると力強く前を見据え、1月の都道府県対抗駅伝で一緒に県代表メンバー入りした2人をかわした。「目標の区間賞を取れて自信になった。応援が気持ち良かった」と達成感をにじませた。

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