近年、主婦層の就業率が高くなっていますが、中にはオフィスへ出社せず、何らかの理由で在宅ワークを選択するというケースもあります。在宅ワークは、あらゆる職種で展開されており、自分のペースで仕事を進められるなどの特徴があります。
こちらの記事では、主婦におすすめの在宅ワークについて紹介していきましょう。
在宅ワークの現状とは?
従来の在宅ワークといえば、ポケットティッシュにチラシを入れるなど、地道にコツコツ作業をする内職や、ちょっとしたお小遣い稼ぎというイメージもありました。
しなしながら、近年の働き方改革の影響もあり、出社せずに働く選択肢として在宅ワーク(「リモートワーク」「テレワーク」とも言われる場合あり)も含まれるようになりました。
また、在宅ワーク案件を取り扱っているエージェントなどで仕事を得て、自分の得意分野を活かすという主婦も出てきています。
ほかにも兵庫県豊岡市では、東京のIT企業と連携し、子育て中の女性支援をしています。実際に市内在住の子育て中の母親が、IT企業のリモートワークメンバーとして事務管理などの仕事に従事。このように自治体が母親たちの在宅ワークを後押ししている事例もあります。
参考
市内にITカリスマ誘致事業を利用したIT事業所が開設されました|豊岡市公式ウェブサイト
在宅ワークを選ぶ主な理由
主婦が在宅ワークを選ぶ理由としては「自分のペースで自由気ままに仕事をしたい」というケースもありますが、その中でもよく挙げられるのが、育児中と介護中であることです。ほかに、「遠隔地、田舎に住んでいても在宅ワークとして働きたい」ということも理由として挙げられます。
いずれも家庭や自身の都合で、出社して仕事をするのが困難であるのが共通点と言えるでしょう。
主婦におすすめの在宅ワーク5選
在宅ワークには、どのような職種があるか知りたいという人もいることでしょう。おすすめの在宅ワークは以下の5つです。
ライティング
ライティングは、特に小さい子供がいて、文章作成が苦にならないという主婦におすすめの在宅ワークです。ジャンルには育児やライフスタイルなどがあります。
ただし、ライターとして食べていくには、ライティングスキルを磨くだけでなく、ホットな話題の記事が書けるよう、日々ニュースをこまめにチェックし、世の中のトレンドも知るといった行動も必要です。
イラスト・ロゴ制作
最近、クラウドソーシングサイトでイラストやロゴの制作を募っているクライアントも存在します。ただし、この仕事は、過去の仕事の実績やコネクションがないと仕事や収入を得られるのが難しいとも言われています。SNSで自分がどのようなイラスト、ロゴが描けるのか発信し続ける努力も必要です。
データ入力
データ入力は、クライアントから指示された内容に基づき、Excelなどに入力する作業です。数値を入力する作業がメインであり、慣れれば効率良く仕事を進められます。
ただし、案件の中には、ExcelのSUMやIFなどの関数の知識が必要だったり、ピボットテーブルの操作といったスキルも要求される場合もありますので、事前にチェックしておきましょう。
添削スタッフおよび答案の採点
添削スタッフも人気の在宅ワークです。仕事内容は、作文の誤字脱字や内容をチェックしたり、生徒から回収した答案を採点し、アドバイスを書いたりすることです。
従来は、紙に添削内容を書いていましたが、デジタル化が進んだことでオンライン上で添削するというパターンも出てきました。こちらの仕事は、最終学歴が「大卒」とするなど、応募条件を絞るケースもよくあります。
ハンドメイドショップ運営
アクセサリー作りや裁縫が得意という人であれば、ハンドメイドショップで自分の作品を販売するのもおすすめです。
『Creema(クリーマ)』『minne(ミンネ)』といったハンドメイドマーケットプレイスで自分の作品をサイトにアップし続ければ、定期的に購入するファンがついてくるかもしれません。
参考
ハンドメイド・手作り・クラフト作品の通販、販売サイト|Creema
ハンドメイド・手作り・クラフト作品のマーケット|minne
在宅ワークのメリット
在宅ワークのメリットは、通勤時間がないことと、人間関係のストレスがないです。ほかにも自分のペースや、育児や介護などといった家庭の都合を考えながらで仕事をこなせることも在宅ワークのメリットと言えるでしょう。
在宅ワークのデメリット
在宅ワークを本格的に始めるならデメリットも頭に入れておきましょう。在宅ワークは、単価が低い仕事が多いほか、仕事がコンスタントにあるとは限らないということがデメリットです。
主婦が在宅ワークをする上で気をつけたいこと
主婦が在宅ワークをする場合、いくつか気をつけたいことがあります。特に「納税」に関しては、在宅ワークや内職において年間の収入が38万円以上を超えると毎年2月半ばから3月半ばにかけて確定申告をします。なお、あくまで額は目安ですので、専門家の指示を仰ぎましょう。
参考
内職や在宅ワークの税金はどうなるの?詳しく解説します|ママワークス
主婦向けの在宅ワークに強みがある求人情報サイト
インターネットの普及とワークライフバランスに対する関心が高くなっていることもあってか、近年はオフィスで仕事をするのではなく、自宅で仕事をする人も増えています。こちらの章では、主婦向けの在宅ワークを扱う求人サイトについて紹介してきましょう。
coconala(ココナラ)
『coconala(ココナラ)』は、プロアマ問わず自分が培った知識・スキル・経験を売買するサービスを展開しています。
例えば、イラストが得意な人であれば、「女の子のイラストが描けます」とアピールして、イラストを必要としている人がその人へ依頼し、交渉が成立すれば仕事を始めるという流れ。ほかにも人生のお悩み相談・動画撮影の請け負い・占いなどの多数のサービスにも対応しています。
参考
ココナラ – みんなの得意を売り買い スキルマーケット
CrowdWorks(クラウドワークス)
『CrowdWorks(クラウドワークス)』には、面接不要な内職・在宅ワークの求人情報が掲載されています。
パソコンやスマートフォンがあれば、いつでもスタートできるのがポイントであり、仕事の種類については、データ入力・ライティング・アプリ開発など256種類以上(2020年2月1日時点)。上場企業をはじめとする10万社からの仕事の依頼があります。家事の合間や子供が寝た後の1~2時間などを自分のペースで仕事を進められます。
参考
【面接不要/ママ歓迎】内職や在宅ワークの仕事・求人【クラウドワークス】
Lancers(ランサーズ)
『Lancers』は、日本最大級のクラウドソーシングサービスとうたっています。仕事内容に専門性が高いのが特徴であり、ホームページ制作・アプリ開発・ロゴなどのデザイン・ライティングを中心に、クライアントが高スキル人材にすぐ発注できるのが可能です。
また、会員登録をすれば無料で優秀な「プロフェッショナル人材」のリストを閲覧できるのが特徴で、ユーザーに対する24時間365日のサポート体制も整っています。
参考
ランサーズ|日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイト
まとめ
主婦の在宅ワークは、近年の働き方改革の展開に伴い、ワークスタイルの選択肢として取り上げられています。特に育児中や介護中の主婦や、遠隔地に在住している主婦は自分のペースで仕事ができるということで在宅ワークを選ぶというケースもあるようです。
仕事の種類には、ライターやイラスト制作など多数あり、在宅ワーク向けのサービスも展開しています。これから在宅ワークを考えている人は、関連情報をチェックしながら最適な在宅ワークを見つけてみてはいかがでしょうか。
参考
働き方改革で増えている在宅ワークの現状とは?|アデコの派遣
在宅就業(在宅ワーク)の現状|厚生労働省
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