新幹線長崎ルート 並行在来線の長崎、佐賀「共同作業所」 4月に鹿島設置

 2022年度の九州新幹線長崎ルートの暫定開業に伴い並行在来線となる肥前山口-諫早に関し、県は17日、佐賀県と共同で鉄道施設を維持管理する一般社団法人の設立準備に向けた「共同作業所」を4月、佐賀県鹿島市に設置することを明らかにした。県は関連事業費約2100万円を新年度一般会計当初予算案に計上した。
 共同作業所は、両県から各2人、JR九州から2人の計6人体制。九州運輸局への鉄道事業許可申請や新法人設立に向けた準備などに当たる。作業所の設置運営費やJR九州からの出向職員の負担金は両県が折半する。
 並行在来線となる肥前山口-諫早については両県が鉄道施設を維持管理し、JR九州が運行を担う「上下分離」方式を採用。新法人の運営費の負担割合などは佐賀県と協議中という。

 

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