もう飽きられているのか。タピオカ(イメージ写真です)
2019年、「タピオカ」が爆発的ヒットを起こし、SNSには、「#タピオカミルクティー」のタグで検索すると滝のように降り注ぐタピオカの投稿を目にします。
タピオカマップまで誕生しました。御朱印のようにタピオカ店をハシゴしてまわる「タピオカ巡礼」する若者が続々現れ、「タピる」という新語は流行語にも選ばれました。
芸能人、インスタグラマーのみならず、オジサマからもタピオカは人気を博していました。
「『僕一人じゃ恥ずかしいから一緒にタピりにいかない?』って声かけてくるオジサマに新宿で遭遇したんだけど、タピオカご馳走してもらうだけなら、小銭入れ替わりになるかなと思いました」(20代 ショップ店員)
若い女子と仲良くなれるきっかけとしてオジサマもタピオカを利用するようです。
猫も杓子もタピ活といった風に爆流行りしたタピオカでしたが、都心部では、お店も増えすぎて、人気は次第に落ち着いてきました。
「家賃が高いのに、店が増えて、1店舗あたりの売り上げは下がり、都心はコストパフォーマンスが悪いので、郊外や近隣の県に出店しています。近隣県では、まだまだ儲かります」(タピオカ店経営者)
ツチノコを求めて西へ東へと向かうツチノコハンターのごとく、次の流行を求めてタピオカ難民は新たな「映えて」「美味しい」スィーツを探し求めています。そこで、2020年流行るスイーツを紹介します。
「トゥンカロン」
パレットカラーの見た目はインスタ映え間違いなし! ぷっくりとした大きなマカロンで、韓国語で太ったマカロンという意味のようです。中にはたっぷり入ったクリームが入っているのが特徴、カラフルでキュートな見た目でトゥンカロン、絶対流行る。
「チーズティー」
中国発祥とい言われています。昨年から都内に専門店も増えています。タピオカ好きな彼氏を連れて、タピオカップルが乗り換えています。
「フォロワーさんからまだタピオカ飲んでるの? ってコメントきたんで、次はチーズティーかなって(笑)」
流行に敏感なインスタグラマーもすでに、タピオカを捨てて、チーズティーにのりかえているようです。
依存性ある味とインスタ映えがポイントのようです。
「タピオカが飽きられて、厳しくなってきたのは都心部だけですから、タピオカブームは、まだまだ郊外、他県では続きますよ」(タピオカ店経営者)
という声もありますが、ポストタピオカから目が離せません。(文◎土竜妹子)