新型肺炎で女性死亡の病院、同じ病室の患者2人も感染

新型コロナウイルスの感染確認により、休診となっている相模原中央病院=相模原市中央区

 相模原市は19日、新型コロナウイルスに感染して死亡した80代の女性の入院先の一つ、相模原中央病院(同市中央区)で、新たに80代と70代の男性患者2人の感染が確認された、と発表した。2人は同じ病室に入院していた。

 市によると、亡くなった女性は6日に別の医療機関に転院。80代の患者はその約2時間後に消化器系の疾患で入院した。17日に肺炎と診断され、呼吸機能が低下したため、18日に検査した。症状は安定している。

 同病院では、死亡した女性を看護していた40代の女性看護師も感染が判明。新たに感染が確認された2人と亡くなった女性の病室は同じ階にあるという。

 市は18日、死亡した女性や看護師と接触した69人は全員陰性だったと発表したが、今回の2人は検査の対象外だった。市は院内感染が広がっている可能性があるとして、対象を拡大して検査する方針。

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