ヤンキース・アンドゥハー 一塁と外野の守備に挑戦中

2018年シーズンに大谷翔平(エンゼルス)とアメリカン・リーグ新人王の座を争ったミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)が新たなポジションの練習に取り組んでいる。一塁では内野手からの送球をすくい上げ、外野ではフライをキャッチするためにボールを追いかけている。右肩の故障によって昨季は12試合にしか出場できなかったアンドゥハーだが、守れるポジションを増やし、出場機会を確保することはできるだろうか。

アンドゥハーは「進歩していると思うよ」と新ポジションの練習が順調に進んでいることを明らかにした。「僕はヤンキースに8~9年間所属しているけど、ずっと三塁を守ってきた。でも、今のところは良い感じに進んでいるよ。きっと上手くいくような気がしている」とアンドゥハー。自身の離脱期間中にジオ・ウルシェラが三塁のレギュラーポジションを獲得してしまったため、アンドゥハーは三塁以外のポジションを守れるようにならなければ出場機会を得ることはできない。自慢の強打を活かすために、新ポジションの練習に必死で取り組んでいる。

アーロン・ブーン監督は、アンドゥハーについて「私には状態が良さそうに見えるよ」と語っている。指揮官は「良い冬を過ごしたんだろう。彼は試合でプレイするのが大好きだからね。昨季は故障でほとんど試合に出られなかったから、彼が健康にプレイしている姿を見ることができるのは嬉しいよ」とコメント。打率.297、47二塁打、27本塁打、92打点、OPS.855の活躍を見せた2018年から一転、わずか12試合で打率.128、0本塁打、OPS.271に終わったアンドゥハーの復活に期待を寄せた。

ブライアン・キャッシュマンGMは正三塁手がウルシェラであることを明言しており、アンドゥハーが今季から26人に拡大されるロースターに入るためには複数ポジションを守れるようになることがカギとなる。決して守備が得意とは言えないアンドゥハーだが、開幕ロースター入りに向けた奮闘に注目したい。

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