リンクを経由だけでポイントがつく、「ポイントサイト」のおトクな使い方

もしもスーパーで「右の入り口から入れば定価だけれど、左の入り口から入れば0.5%分ポイントがつきますよ」と言われたら、間違えなく左の入り口から入るでしょう。入り口が違うだけで、得をすることがインターネットの世界ではあるのです。それが今回ご紹介する「ポイントサイト」や「ポイントモール」になります。


そもそもポイントモールとは?

Amazonや楽天市場で買い物をしたいと思ったとき、一般的にはホームページを直接開いたり、スマートフォンであればアプリを開いて買い物をするでしょう。

ポイントモールと呼ばれるサイトはさまざまなインターネットショッピングサイトのリンク集になっています。例えばその中にあるAmazonや楽天市場のリンクがあれば、そこをクリックしてからAmazonや楽天市場のサイトにたどり着き買い物をすると、指定されたポイントが貯まります。

直接目的のサイトに行って買い物をするのではなく、1つのサイトを経由して買い物をするだけでポイントがつくのであればポイントモールを経由したほうがおトクですよね。

なぜポイントモールを経由するだけでポイントがつくのか、さまざまなケースがありますが大まかに言うと、ポイントモールにリンクされているショッピングサイトが広告料のような形で売り上げに応じた金額をポイントモールに支払っています。その一部をポイントモールが利用者にポイントとして還元する仕組みです。

以前から存在していた「ポイントモール」

最近になって話題になってきたポイントモールですが、実は10年、15年、それ以上前から存在していたようです。注目されはじめた一つの要因として、LINEの利用者がLINEのポイントモールである「LINEショッピング」の存在を知り、今までポイントを意識していなかった層に届いたことがきっかけではないかと思われます。

ポイントモールにはどのようなものがある?

ポイントモールの一例

クレジットカード会社系モール

古くからあるのがクレジットカード会社系のポイントモールです。通常、ネットショッピングの支払いにクレジットカード決済を利用すればその金額に応じたポイントがつきますが、それとは別に指定されたポイントが付与されます。

たとえばセゾンカードのセゾンポイントモールや、JCBカードのOkiDokiランド、そのほか、多くのクレジットカード会社がポイントモールを運営しているので一度自分が利用されているクレジットカードのモールを調べてみてはいかがでしょうか。

航空会社系ポイントモール

これは前回の記事「普段の生活で「マイル」を貯めるコツは?意識すれば2重、3重取りも」で一部紹介しましたが、JALやANAが運営するポイントモールを経由してネットショッピングをするとマイルが貯まります。

JALマイレージモールにはAmazon ユニクロ、Apple、大丸松坂屋、三越、伊勢丹、ジョーシンやビックカメラ、イオンショップ、カクヤスなどがあります。

一方、ANAマイレージモールには楽天、イトーヨーカドーネットスーパー、楽天西友ネットスーパーほかJALと同様のデパート系や家電量販店などがあります。注目すべきはJALにはAmazon、ANAには楽天、JALにはイオン、ANAにはイトーヨーカドー、西友と分かれている点です。

自分が普段頻繁に利用するお店があるほうを集中的に利用していると、マイルも貯まりやすくなります。

その他のポイントモール

前述のLINEショッピングはAmazonも楽天市場もあるので利用しやすいポイントモールでもあります。また楽天市場はネットショッピングモールですが、楽天が運営するポイントモールとして楽天リーベイツも存在しています。

どこのポイントモールを利用するのがいいかは、自分が利用するネットショッピングサイトがどれだけモールの中にあるかが決め手となってきます。また通常は0.5%や1%の還元率のところ、キャンペーン期間としてポイント10倍、20倍という企画も頻繁にありますので、キャンペーンを意識して複数のポイントモールを使っていくのもよいかもしれません。

経由しなければ0(ゼロ)で終わってしまうポイントも、ポイントモールを経由するだけで貯まるのですから、利用しない手はありません。自分の利用しやすいポイントモールを探してみてください。

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