クルーズ船下船客、疲労の色濃く 横浜港大黒ふ頭

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船した乗客らを乗せたバス=19日午後1時半ごろ、横浜港・大黒ふ頭

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が着岸する横浜港・大黒ふ頭(横浜市鶴見区)では、マスク姿の乗客らがキャリーバッグやトランクケースを手にゆっくりと歩いて下船した。長期間の船内待機を強いられた表情には、疲労が色濃くにじみ出ていた。

 海外メディアを含む100人以上の報道陣が集まり、周辺は物々しい雰囲気に。乗客らは防護服を着た関係者に誘導されながら、用意された20台ほどのバスに乗り込んで港を後にした。クルーズ船に残る多くの乗客らは、マスク姿でバルコニーやデッキから下船の様子を見守っていた。

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