アルファロメオ・レーシング・オーレンは、タチアナ・カルデロンが2020年もテストドライバーを継続し、チームアンバサダーにも就任したことを発表した。
2017年にザウバーF1チームの開発ドライバーに就任したカルデロンは、チームがアルファロメオ・ザウバーとなった2018年にはテストドライバーへ昇格。この年、カルデロンはザウバーのフィルミングデーを利用して、F1メキシコGPの舞台であるエルマノス・ロドリゲス・サーキットで初めてF1マシンを走らせた。また、イタリアのフィオラノ・サーキットでもテストを行っている。
2019年も引き続きテストドライバーを務め、カルデロンはポール・リカールで行われたテストにも参加した。
カルデロンはテストドライバーの継続について、公式サイトにコメントを寄せた。
「2020年もテストドライバーを継続できること、そしてアルファロメオ・レーシング・オーレンのチームアンバサダーとなったことを非常に嬉しく思います」
「私たちのスポーツでは、継続することがとても重要です。私たちは4年間協力していますが、私に成長と学習の素晴らしい機会を与えてくれる素晴らしい旅でした」
「チームが私を信用し続けてくれて、私のキャリアをサポートしてくれることに感謝しています。私たちはみんな、今年ベストを尽くす準備が整っています」
F1直下のカテゴリーにおいて、カルデロンは2016年から2018年までGP3(現在のFIA-F3)に参戦し、2019年はFIA-F2に参戦してきた。しかし2020年はF2のシートを得られず、アメリカや耐久レースなどでシートを探していたようで、今年の1月にはデイトナ24時間レースに参戦した。
そんなカルデロンは今年、全日本スーパーフォーミュラ選手権にThreebond Drago CORSEからフル参戦する。シリーズにとって久々の女性ドライバーの参戦であり、ホンダの体制発表時には話題となった。
また2020年は、イギリス人ドライバーのキャサリン・レッグ、ドイツ人ドライバーのソフィア・フルーシュとともにヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)のLMP2クラスにも参戦することになっている。