長崎、諫早、大村3市の市長は20日、福岡市博多区のJR九州本社を訪れ、2022年度に暫定開業する九州新幹線長崎ルートに魅力的な車両を導入することなど4項目を要望した。
新幹線をまちづくりに生かす3市のアクションプランが出そろったことから初めて共同で実施。長崎市の田上富久市長がJR九州の前田勇人副社長に要望書を手渡し、開業効果をできるだけ高められるよう協力を求めた。
要望では、長崎ルートが新幹線と在来線を乗り継ぐ「リレー方式」で暫定開業することから、乗ること自体が魅力となるような新幹線車両と在来線特急車両の導入やサービスの充実を挙げた。また沿線自治体や周辺地域への誘客にJR九州が連携・協力することや、周遊を促す観光列車の導入を検討することも盛り込んだ。
終了後、取材に応じた田上市長は「思いは共有できた」と述べた。
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