行くナラ今!金運アップの寺や春の訪れ感じる"梅"を楽しむイベント情報

 毎週月~金曜日 ゆうがた5時58分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」。木曜日はこの週末に家族と、友人と行きたいおでかけスポットを紹介しています!番組を見逃した、という方もこれを読めば大丈夫!

今回は奈良まほろばソムリエの藤井さんと、行くナラ今シカない!という情報をお伝えします。

※この記事は奈良テレビ「ゆうドキッ!」で2月20日に放送された内容です。

大和な雛祭り

大和郡山市で始まる大和な雛祭りです。今年で9回目を迎えまして国の有形文化財に登録されている「町屋物語館」をはじめ、市内城下町一帯でひな人形が飾られます。そして、期間中の3月1日には懐かしのボンネットバスで、高取町の「町家の雛めぐり」とこの「大和の雛まつり」2つのひな祭りをめぐる限定ツアーも行われますよ。

お問合せは奈良交通本社旅行センターまでお問合せください。

信貴山 寅まつり

大きな寅の張り子でおなじみの平群町の朝護孫子寺では、信貴山寅まつりが行われます。寅行列や、納め寅供養(おさめとらくよう)、そして県内外から様々な屋台が集う「しぎさんフードフェス」と内容は盛りだくさんなんですが…。一般的にどんなご利益があるお祭りなんでしょうか?

奈良まほろばソムリエ・藤井さん

「2月は寅の月ですね。1400余年前には聖徳太子も戦勝祈願に訪れているので、勝負事を控えている方はぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか?」 そして、藤井さんオススメ!この朝護孫子寺、そして信貴山を丸ごと楽しめるポイントがあるそうで…

奈良まほろばソムリエ・藤井さん

「例えば、奈良から生駒、布施に出まして、大阪線で河内山本、信貴線で信貴山口から西信貴ケーブルに乗り、まずは高安山へ。頂上から信貴山に渡り、下って朝護孫子寺へ。そして最後はケーブル跡のハイキング道を歩いて、信貴山下の駅へ向かう…というルートがおすすめなんです。

途中のケーブルは最後尾に乗っていただきたいんです。大阪平野をみながら、急勾配で上がっていくんですが、天智天皇がこの高安山にお城を築いた気持ちがちょっと分かっていただけるかと思います。」

「信貴山 寅まつり」の会場である、朝護孫子寺での楽しみ方は開運!その4つのポイントを紹介します。

奈良まほろばソムリエ・藤井さん

「まず、本堂のすぐ近くにある”大金”と書かれた石、成福院にある打ち出の小づち、浴油堂にある出世毘沙門天、千手院のとなりにある銭亀堂で金運アップを祈願できるんです。」

この銭亀堂にはラフ次元・空さんも訪れたことがあり、御利益があったそう!芸人さんの中でも一時、ブームになったんだとか。

奈良まほろばソムリエ・藤井さん

「成福院にある打ち出の小づちは"真剣に"撫でてくださいね。"真剣に"というのがポイントです!」

そして、"行くナラ今シカない"ポイントとして、2月は限定の御朱印がいただけるのだとか。寅の絵が入っているのは今だけ!ぜひこちらもゲットしてみてくださいね。

月ヶ瀬梅渓梅まつり

前回、菅原天満宮の梅を紹介しましたが、梅と言えばこちらも欠かせませんよね。大正11年、日本で最初に名勝に指定された月ヶ瀬梅林です。今年は暖冬の影響で、遅咲きが通年より早く見ごろを迎えそうということです。

月ヶ瀬は「烏梅(うばい)」の生産地でもあり、東大寺二月堂で行われる「修二会」にも大きく関わっているんです。

修二会・本行

修二会は奈良市の東大寺で奈良時代から途切れることなく行われている天下泰平や五穀豊穣を願う伝統行事です。3月1日からは2週間かけ、お松明やお水取りでも知られる、本行が始まりますよ。お松明やお水取りなどが注目されがちですが、

実はほかにも、様々なことが行われているんです。

奈良まほろばソムリエ・藤井さん

「ここに試別火(ころべっか)惣別火(そうべっか)とありますが、修二会のために練行衆という僧侶たちが本行の準備をしているんです。先ほど紹介した"烏梅"が使われるのは、こちらの「花ごしらえ」というものです。お坊さんたちが本行の際、十一面観音の須弥壇に飾られる椿の造花を作っておられるんですが、その赤い花弁に"烏梅"が定着剤として使用されているんです。」

"烏梅"は一般の方も手に入れることができ、薬膳として使用することができます。煮出してはちみつを加えると飲みやすくなるそう。見るだけでなく、身体に取り入れても美味しい梅を、余すところなく楽しんでみてくださいね。

烏梅

※奈良テレビ「ゆうドキッ!」で放送されたものです。

※記事は取材当時の情報です。

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