ロイヤルズ・マシーニー新監督 メリフィールドを絶賛

ロイヤルズの新監督に就任したマイク・マシーニーは、選手を他の選手と比較することをあまり好まない人物だ。しかし、自軍の主力選手の1人であるウィット・メリフィールドの姿を目にしたとき、元同僚のスター選手の姿を思い出さずにはいられなかったという。マシーニーは、メリフィールドが打席で見せる集中力の高さを、「これまで見てきたなかでベストのプレイヤー」と表現するアルバート・プーホルス(エンゼルス)と比較して称えている。

マシーニーは「野球選手というものは、打席に立つとき、常に精神的に集中していることが必要なんだ。ウィットはヒットを3本打ったとしても集中し続けている。他の選手は気を抜いてリラックスしてしまうけどね」と語り、メリフィールドを称賛。「プーホルスは10シーズンにわたって最高の選手だった。彼が4打席連続でノーヒットだったとき、5打席目の前には家族ですら話しかけるのを許されないくらいに集中していた」とプーホルスの姿を振り返り、「ウィットにもそのプロフェッショナリズムがある。打席で決して気を抜いたりしないんだ」とメリフィールドの打席での姿勢をプーホルスと重ね合わせた。

そのことを伝え聞いたメリフィールドは、「プーホルス?本当かい?ワオ!」と驚いた様子を見せつつも喜んだ。「僕の目標は毎年変わらない。より良い選手になり続けることだ」とメリフィールド。過去2シーズン連続でメジャー最多の安打数を記録しているメリフィールドだが、打席で高い集中力を維持し続けることこそが、コンスタントに安打を積み重ねることのできる秘訣なのだろう。

メリフィールドは「ハンター・ドージャーみたいに飛躍を遂げた選手もいるし、ライアン・オハーンやライアン・マクブルームみたいにブレイクを控えている選手もいる。今季はサルバドール・ペレスが戻ってきて、マイケル・フランコも加わった」と今季の戦いを楽しみにしている。チームリーダーが生え抜きのベテラン選手、アレックス・ゴードンであることは誰もが疑わないところだが、そのゴードンとともにチームを牽引しているのは、間違いなくメリフィールドである。

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