カビが生えたり破られた本 図書館の本を大切に

公共の財産である図書館の本を大切にして欲しいと訴える展示が、三重県伊勢市にある図書館で開かれています。

濡れたまま放置されカビが生えた本に、ナイフのようなものでページを切り取られた本。

これらは、心ない利用者によって汚されたり、破損された図書館の本で、もう貸し出されることはありません。

年間約2万3千人が利用する市立伊勢図書館では、毎年この時期に本を大切にしてマナーを守ってもらおうと、破損された本の実物を展示しています。

財政難から書籍の購入費を削減する自治体も増える中、県内で最も多くの本を所蔵する県立図書館では、去年1年間に153冊、価格にして17万円以上の本が汚されたり傷つけられたりしたということです。

この展示は、25日まで伊勢図書館で開かれています。

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