ピアニスト、チョ・ソンジンの5枚目のアルバム『さすらい人』(原題:THE WANDERER)が4月3日全世界同時発売される。
収録される3曲は昨年9月の東京でのリサイタルでも披露され、聴衆の度肝を抜いた3曲。シューベルトが自作の歌曲〈さすらい人〉を第2楽章の変奏主題に用いた《さすらい人変奏曲》は、シューベルト自身が上手く弾けず、「こんな曲は悪魔にでも弾かせてしまえ」と言ったと伝えられるほど高度な演奏技術が求められる作品で、リストがロ短調ソナタを作曲する上で大きな影響を与えたといわれる。
そして、そのリストのロ短調ソナタから強い影響を受けたベルクのピアノ・ソナタをさらにカップリングした。 アルバムの発表と同時にプリオーダーがスタート、先行配信トラックとしてシューベルトの《さすらい人幻想曲》から第2楽章を聴くことができる。 国内盤CDは通常のCDプレーヤーでも再生でき、MQA対応機器やソフトでデコードすればハイレゾで楽しむことのできるMQACDでの発売となる。
■リリース情報
チョ・ソンジン『さすらい人』
(原題:THE WANDERER)
発売日:2020年4月3日(金)
MQACD X UHQCD
品番:UCCG-40097
定価:¥2,800(税抜価格)+税
<収録曲>
シューベルト:幻想曲 ハ長調 作品15 D760 《さすらい人》
ベルク:ピアノ・ソナタ 作品1 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
チョ・ソンジン(ピアノ) 録音:2019年6月 ベルリン(シューベルト、ベルク)、2019年10月 ハンブルク(リスト)