県立川崎高校の爆破予告で被害届 県教委

神奈川県庁

 県教育委員会は20日、県立川崎高校(川崎市川崎区)の爆破予告に対し、威力業務妨害容疑で川崎署に被害届を提出し、受理されたと発表した。

 県教委によると、爆破予告は10日に封書で届き、生徒や教員に危害を加えるとも記されていた。不審物は見つかっていない。今後も校内点検を継続し安全確保に努めるという。

 区内では年明けから多文化交流施設「市ふれあい館」を標的に在日コリアンの虐殺宣言や爆破予告などのヘイトクライム(差別に基づく犯罪)が相次ぐ。10、13日には川崎高校に届いたものと同様の封書が川崎市立小中学校4校にも送りつけられた。

 同館と小中学校4校などへの脅迫について、市は筆跡や文面などから同一人物によるものの可能性が高いとみている。

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