書・久保さん（日向）ら大賞　県美術展

　第46回県美術展（県教委、県立美術館主催）の審査結果は21日、発表された。絵画、彫刻、書、デザイン、写真、工芸、映像の7部門の入賞、入選作計507点が決まった。作品は29日～3月15日、宮崎市の県立美術館で展示される。
　応募者数は759人（前回793人）で、出品総数は962点（同986点）。各部門の入選、入賞者の年代を見ると、デザインは10代が8割、絵画と写真は60代以上が7～8割を占めるなど偏りがあった中、書は10代が2割、60代以上が5割と若手とベテランが共に奮闘した。
　各部門で1人が選ばれる大賞は、書部門の久保奈月さん（32）＝日向市＝含め、全員が初受賞。▽絵画＝野村幸枝さん（79）、延岡市▽彫刻＝柏田菜緒さん（21）、宮崎市▽デザイン＝荒田梨乃さん（17）、日向市▽写真＝西村廣子さん（69）、都城市▽工芸＝香川浩彦さん（66）、宮崎市▽映像＝重松佑実（18）さん＝同＝が受賞した。
　同展は会期中無休で、午前10時～午後6時（入室は午後5時半まで）。観覧料は大人300円、大学生200円、高校生以下無料。問い合わせは同館（電話）0985（20）3792。
　このほかの入賞者は次の通り。（敬称略）
　【絵画】特選＝後藤良雄、井上千恵子、德永紘志郞▽準特選＝椎俊一、篠原雄一郎、高橋和平、上杉汐輝、陸丸敦子、八木隆幸、米山弘子、林朋子、向井幸晴、クリストファー・トラウトマン▽奨励賞＝高橋瞳
　【彫刻】特選＝谷口瑠菜▽準特選＝菊地清
　【書】特選＝大橋智子、久保紅華、後藤草州▽準特選＝佐藤璃可子、永友大蔵、木佐貫弘志、本田淳也、久保麗羊、立石ちゆき、四俣寬子、圖師杏子、田中翔大、相馬宗典▽奨励賞＝小泉晏慈
　【写真】特選＝児島正卓、持原弘和、竹尾康男▽準特選＝湯浅芳彦、伊東英一、中武達夫、桂美保子、緒方信夫、古川寿美、渡邉義孝、烏野みる子、植野浩人、佐々木蔚彦
　【工芸】特選＝松野春男▽準特選＝武田トミ子、大岩根チカ
　【デザイン】特選＝太田誠矢▽準特選＝若松愛理、大野誠一、中尾文明、水野蓮▽奨励賞＝合田夢
　【映像】特選＝崎村宙央▽準特選＝福嶋颯汰