アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトとピエール・ガスリーが、2020年第1回F1テスト3日目最終日にAT01で走行し、テスト作業に取り組んだ。
午前中のテストを担当したクビアトは、62周を走り1分17秒427(C4タイヤ)で5番手。アルファタウリはテスト1の3日間すべてで5番手を獲得したことになる。午後に登場したガスリーは、59周を走行し、1分17秒783(C4タイヤ)で9番手となった。
アルファタウリのチーフレースエンジニア、ジョナサン・エドルズは、午後のセッション終盤にマシンのフロアの修復をする必要があり、走行時間を多少失ったとしながらも、AT01を向上させるためのデータを大量に集めることができ、マシンの挙動や特徴への理解を深めつつあると総括した。
クビアトは、多くの周回を走りこみ大量のデータを集めるという目標を達成できたと述べている。
「半日の走行だったから、すごく短く感じた。でもその時間を有効に使ったから、有意義なテストデーになったよ」
「高レベルのテストをたくさん行い、できるだけ多くの周回を走りこむことを目指した。その面でうまくやれたと思う」
「これからデータをすべて分析し、来週のテストに備える必要がある。マシンは概ね予想どおりだと感じる。他のチームと同じように、僕らもマシンの微調整を続けていく。最初の感触では、去年と比較して進歩したと思っている。どれぐらい進歩したか、十分進歩したかはまだ判断できないが、これからショートランとロングランの両方でマシンのポテンシャルをすべて引き出すことを目指す」
ガスリーも、有意義な3日間だったとテスト1を振り返った。
「ポジティブな午後だった。周回を重ねていくつかのテスト作業を完了させた。ロングランプログラムも終えることができた。残念ながら終盤に少し遅れが出て、パフォーマンスランを完了することができなかったが、それは午前中にダニールがやってくれたから、大きな問題ではない」
「全体的に見てポジティブな3日間だった。たくさんのデータを集めたので、来週に向けて分析し、さらにパフォーマンスを見つけたい」