南山大学が第27回愛知まちなみ建築賞を受賞

南山大学Q棟が、第27回愛知まちなみ建築賞を受賞した。愛知の「まちなみ」および「建築」をけん引していく作品として社会的貢献度が高いと評価されたもの。

愛知まちなみ建築賞は1993年度に愛知県により創設され、以降、毎年実施されている。良好なまちなみ景観の形成や、潤いのあるまちづくりに寄与するなど、良好な地域環境の形成に貢献していると認められる建築物やまちなみを表彰するもので、27回目となる今回、55作品のなかから7作品が選ばれた。

Q棟は名古屋市昭和区にある南山大学の教室棟で、日本設計と大林組により設計、施工された。開放的な中庭を設けたQ棟には、キャリア支援室やラーニング・コモンズが置かれ学生でにぎわっている。

選考委員会は選考に際し、「高低差のある地形に馴染む建築であり、コンクリート打放しの構造体とプレキャストコンクリートのルーバー、赤土色の外壁など、キャンパスの歴史的意匠を踏襲している。」「先人の建築家が作り出した意匠と、長年積み重ねられた歴史的景観に対するリスペクトが十分に表現されており、まちなみ建築賞に相応しい。」と評価した。

参考:

【南山大学】本学Q棟が、第27回愛知まちなみ建築賞を受賞

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