長崎県雲仙市の雲仙温泉街にある旧八万地獄に23日、地熱を活用したエコなこたつ「エコタツ」がお目見え。観光客らは地獄の景観を楽しみながら、地球の恵みで暖を取った。
同温泉街の若手でつくる雲仙青年観光会(市来勇人会長)が2011年から毎年実施している。
観光客らは地獄に置かれた3台のエコタツで足を伸ばし、「天然の岩盤浴みたい」「ごろ寝したい」などと思い思いに温かさを体感。見知らぬ観光客同士が一つのこたつを囲んで、旅談議に花を咲かせる姿も見られた。
家族と訪れた佐賀県唐津市の吉川敬さん(44)は「こんなに温かいなんて」と驚いた様子。長男の海翔君(8)は「ぽかぽかで眠たくなっちゃった」とこたつ布団に潜り込んだ。
ぽかぽか「エコタツ」今年も 雲仙・旧八万地獄
- Published
- 2020/02/25 00:05 (JST)
- Updated
- 2020/02/25 14:48 (JST)
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