駅利用で感染 可能性低い 相模原市、冷静な対応呼び掛け 新型コロナウイルス

JR相模原駅の改札、感染した男性は中央の事務室の奥で働いていた

 新型コロナウイルスの感染が22日に確認された相模原市内在住の50代男性は、JR横浜線の相模原駅に勤務の同社社員だった。同駅の利用者らからは驚きや不安の声が上がるが、市は「駅利用で感染する可能性は低い」として、冷静な対応を呼び掛けている。

 JR東日本によると、男性と職場で濃厚接触していたと市に認定された8人のうち1人は一時発熱し、現在は自宅待機中。ほかの7人は通常勤務を続けており、同社は「事務室の消毒のほか、相模原駅の社員は1日3回の検温で体調をチェックしている」と説明する。駅の手すり、エスカレーターベルト、エレベーターボタンなどを消毒し、「安全に利用していただけるよう尽力している」としている。

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