動画投稿プラットフォーム、TikTok(ティックトック)などで、マイケル・ジャクソンのモノマネ動画を公開し、話題となっている“令和のマイケル”ことMichel Jackton(マイケル・ジャクトン)が、都内のマダム・ダッソー東京で行ったサプライズパフォーマンスの後にインタビューに応じた。
ジャクトンは独学でパフォーマンスを学び、現在は動画投稿の他に、国内のみならず、海外でのパフォーマンス活動を通してマイケル・ジャクソン・インパーソネーター(マイケル・ジャクソンのプロモノマネ師のこと)として知られており、2019年には第39代アメリカ大統領ジミー・カーター氏のバースデーパーティにてパフォーマンスを披露した。
「カーター元大統領の前でパフォーマンスを披露したときは、今までにない緊張感でしたね。SPの数がものすごく多くて、お客さんもリラックスしつつも、マジメに見ているようでした。元大統領は何度かマイケル本人にも会っていますが、喜んでいただけて、『マイケル久しぶり』と声もかけてもらえてうれしかったですね」
カーター元大統領のパーティーに招待されたのは、本当に偶然だったそうで、その縁についてもジャクトンさんはしみじみと語る。
「ラスベガスに、ベラージオというホテルがあるですが、そこで写真を撮っていたら、ピアニストの方が突然演奏をやめると『一緒に写真を撮ってくれ』と声をかけてくれて、その人が元大統領専属のピアニストの方だったのです。そしてその人に『今度カーター元大統領の前で演奏を披露するので一緒にパフォーマンスをしませんか?』と誘われました」
世界中でパフォーマンスをするジャクトンだが、やはり一番反応がいいのはアメリカだという。
「特にアポロシアターは、黒人パフォーマーの聖地なので、そこではかなり楽しんでもらえました。気軽に『マイコー!』声をかけてくれたり、一緒にダンスをしてくれる方もいました」
国内のTikTokフォロワー数は今年2月の時点で3位、最近では倖田來未とのコラボ動画も話題になっているが、ジャクトンがパフォーマンスの動画を投稿し続けるのは、マイケル・ジャクソンへのリスペクトも込められている。
「最終的には世界平和を目的にしているんですよね(笑)。令和のマイケルとして、チャリティーイベントなどで世界を周り、マイケルができなかったことを少しでもできたらなと。そして、マイケルを知らない令和の子供たちに、マイケルの素晴らしさを伝えられればと思っています」
なおTikTokの活動としては、最近流行を見せているmeme(ミーム)に注目しているそうで、面白い内容のものが多いので、何かしらの形で参加したいと話した。