インターンシップ選考をクリアするエントリーシートの書き方とは?

インターンシップ選考に参加する方にとって必要となるのが、選考書類であるエントリーシートです。就職活動ではエントリーシートを作成する機会が多くありますが、エントリーシートは企業が知りたいことを考慮した上で書く必要があります。今回はインターンシップ選考をクリアするエントリーシートの書き方について紹介します。

インターンシップのためのエントリーシートについて

就職活動や転職活動などで作成するのが、エントリーシートです。エントリーシートとは、志望動機や自己PRなど、企業が選考の際に応募者について知りたい項目や質問が記載された書類のことをいいます。エントリーシートには、学生時代に力をいれていたことなどが質問内容として設定されていることもあるでしょう。エントリーシートのフォーマットや文字数、質問事項などは企業によって異なりますが、インターンシップ選考をクリアするためにも、エントリーシートを書く際には内容についてしっかりと考える必要があります。

インターンシップとは

インターンシップとは、学生が実際に企業で仕事を体験する制度のことで、「就労体験」とも呼ばれています。学生にとっては会社の雰囲気や業務内容を知る貴重な体験であり、会社側にとっては採用活動の一つとして役立てられています。仕事の向き不向きを事前に知ることができるのは、インターンシップの最大のメリットといえるでしょう。企業によってはインターンシップでの働きを考慮し、選考の一部を免除したり、採用につなげることもあるようです。

インターンシップで得た経験やスキルは、就職活動の自己PRとして役立てることができ、将来に対する目的意識をはっきりさせる材料にもなります。インターンシップの選考では履歴書に加えてエントリーシートの提出を義務づける企業も増えてきているようです。

エントリーシートで企業が知りたいこと

企業はエントリーシートからどんなことを知りたいと思っているのでしょうか。エントリーシートの主な目的は、応募者がどのような人かを理解することです。例えば、「どうして自社に興味を持ったのか」「普段はどんなことに取り組んでいるのか」「インターンシップを通して何を学びたいと考えているのか」などの質問が想定されます。エントリーシートの志望動機や自己PRでは、これらの質問を想定した上で、具体的なエピソードを交えて紹介できると良いでしょう。

エントリーシートを書くときのポイント

インターンシップ選考のエントリーシートでは、なぜインターンシップに参加したいと思ったのか、熱意や理由を伝えるようにしましょう。企業が知りたいのは会社への志望動機だけでなく、インターンシッププログラムへの志望動機も含まれていることが重要です。いかに会社に興味があるのかという内容ばかりでなく、企業が知りたいと思っている内容を伝えられるよう注意して書きましょう。それでは、エントリーシートを書く際のポイントについて詳しく紹介します。

インターンシップでやりたいことを書く

インターンシップのエントリーシートでは、なぜインターンシップに参加しようと思ったのか、志望動機が問われます。志望動機が問われる理由は、インターンシップの内容や企業に対する熱意を確認するためでしょう。インターンシップでやりたいことを書く際には、「インターンシップを主催する企業と、企業が属している業界に興味を持った理由」「インターンシップのどの部分に興味を持ったのか」の2つを軸として書くと、志望動機なども分かりやすくなるでしょう。

これまで学んできたことを書く

エントリーシートでは、これまで学んできたことを問われることも多いといいます。大学でどんなことを学んでいるのか、学んだことから何を意識していきたいのかなど、人間性が分かるようなエピソードを知ることで、企業側は採用の際の判断材料にすることができます。将来企業のインターンシップに参加したいという方は、普段取り組んでいることや勉強している内容を言葉で整理できるようにしておくと、エントリーシートの作成に生かすことができるでしょう。

志望動機の例文

エントリーシートの志望動機には、前述したようにインターンシップに参加してどのようなことをやりたいのかを盛り込むようにしましょう。以下は、志望動機の例文です。

通販サイトユーザーの利便性と企業の収益性や技術力をどのように捉えて事業化していくのかを知りたいと考え、貴社のインターンシップに応募しました。大学ではソフトウェア開発を学んでおり、自分のスキルが実社会でどの程度通用するのか、どの部分が足りないのかについても確認しながらこのプログラムに挑戦し、今後の成長目標にしたいと考えています。

(引用元:【記入例付きで解説】インターンのエントリーシートを準備するときのポイント|リクナビ就活準備ガイド)

自己PR文の例文

自己PR文は、応募者の価値観や行動力が企業に伝わるように書くと良いでしょう。過去のエピソードを交えて具体的に書くことがポイントです。

「私の長所は、文化や国籍を超えて友達を作れることです。所属ゼミには留学生が多く在籍していたため、日本に関心を持ってくれた留学生たちのことを知りたいと思い、意識的に声をかけるようにしました。彼らの母国語や文化について教えてもらう代わりに、自宅に招待して日本の家庭料理を体験してもらうなど、交流を続けました。今では親友と呼べるほどの仲間になっています。自分から積極的に働きかけることで、それまで知らなかった国や文化について知ることができると、身をもって学びました。」

エントリーシートを提出する際の注意点

エントリーシートを企業に提出する際は、必ず誤字脱字がないか確認するようにしましょう。また、提出期限に余裕をもって作成し、作成後は時間を置いてからもう一度誤字脱字がないか確認するのがおすすめです。また、読んでいて分かりづらい部分はないか、話し言葉である「御社」ではなく「貴社」を使っているかなど、一般常識やマナーについても確認するようにしましょう。郵送による提出か、メールによる提出かによっても方法が異なるため、しっかりと時間をかけて準備した上で提出しましょう。

インターンシップ選考をクリアするためにエントリーシートを有効活用しよう

インターンシップ選考をクリアするためにも、エントリーシートは正確に書く必要があります。エントリーシートの規格や項目は企業によって異なりますが、なぜインターンシップに参加しようと思ったのか、具体的に説明できると良いでしょう。エントリーシート作成後は必ず誤字脱字などを確認するようにし、自己PRや志望動機などで長所をアピールしましょう。

参考

【記入例付きで解説】インターンのエントリーシートを準備するときのポイント| リクナビ就活準備ガイド

【インターン】高評価のES(エントリーシート)の書き方 | MatcherDictionary

インターンシップ選考対策!エントリーシート・志望動機の書き方 | 楽天みん就(みんなの就職活動日記)

インターンシップ選考を通過するエントリーシート(ES)の書き方|キャリタス就活2021

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