インターンシップの感想文の書き方のポイントと例文を解説!

学生が企業へインターンシップに行った際、感想文を求められることも多くあります。インターンシップの感想文には、学んだことについて書くなど、押さえておきたいいくつかのポイントがあります。

今回は、インターンシップの感想文の書き方のポイントと例文を解説します。

企業がインターンシップの感想文を求める理由

企業がインターンシップの感想文を求めるのには理由があります。主な理由は、

  • インターンシップの内容が、企業側の趣旨通りに学生に伝わっているか
  • 学生がプログラムの内容をどこまで理解しているか

を知るためと考えられます。企業側が知りたいのは「学生が参加したいと思えるようなインターンシップであったか」ということ。感想文は、この点を知ることができる貴重な材料となります。

企業は学生の感想や理解度を確認することで、プログラムの見直しを図ったり、学生全体の能力を見極めることができます。企業側にとって感想文は、来年度のインターンシップをより良いものにするための貴重な意見なのです。

インターンシップの感想文の書き方のポイント

ここからは、インターンシップの感想文の書き方のポイントについて詳しく解説します。

学んだことについて書く

インターンシップの感想文は、学んだことについて書いていくと良いでしょう。企業は、インターンシップを通して学生が何を学んだかを知りたがっています。

具体的には、チームワークの大切さやこれからの課題など、自分自身が肌で感じたことを自分なりの言葉で書いていきましょう。

経験して良かったと思うことを書く

感想文には、経験して良かったと思うことを書くのも良いでしょう。感想文には、どのような経験が良かったのか、できるだけ具体的に記載することを意識しましょう。また、「〇〇をした経験から〇〇ということを学びました。」など、経験から学んだことにつなげて書いていくのもおすすめです。

伝わりやすい言葉で書く

インターンシップの感想文は、伝わりやすい言葉で書きましょう。企業の担当者が理解しやすいよう、読み手を意識した分かりやすい言葉で書くと良いです。

感想文のために内容をメモしておく

インターンシップの感想文のために、経験した内容をメモしておくこともおすすめです。いざ感想文を書こうとしても、細かい内容を忘れてしまっていることも多いからです。

インターンシップの期間中は積極的に、学んだことや感じたことなどを忘れないようメモしておきましょう。

企業にマイナスになることはあえて書かない

インターンシップの感想文には、企業にマイナスになることはあえて書かないほうが良いといえます。企業に対する指摘など、学生が良かれと思って書いた内容でも、企業側は、学生に良くない印象を持ってしまい、学生の評価が悪いものになってしまうことも。

相手企業に対して提案したいことがあっても、よほど根拠に基づいた説得力のある内容でない限り、提案は難しく、学生には、リスクが高いといえるのでやめておいたほうが良いでしょう。

インターンシップの感想文の例(筆者作成)

ここからは、インターンシップの感想文の例を紹介します。

例1

今回のインターンシップでは、ほかの学生とのディスカッションを通して、論理的思考や自分に足りない知識、スキルを学ぶことができました。みなさんの前で発表する際は、ほかの人が分かるように順序立てて説明することの大切さを実感し、また、ほかの学生の発表を聞いて、自分の発表と比べることで、自分自身のこれからの課題が見えてきたと感じました。

自分の得意な点や不得意な点を知ることができた貴社でのインターンシップは、これからの就職にも生かせる、貴重な経験となったように思います。

例2

貴社のインターンシップに参加して感じたことは、貴社について抱いていたイメージがより明確なものになり、働くということについてあらためて考えるきっかけになったということでした。説明会での〇〇さんのお話は、仕事のおもしろさや大変さについて、分かりやすく、とても具体的に説明して下さり、今まで仕事に対して持っていたマイナスの価値観が大きくプラスの方向に変わったと感じています。このような機会をいただけたことに、感謝しています。ありがとうございました。

例3

貴社のインターンシップでは、多くのことを学ばせていただきました。貴社での経験では、スケジュール管理を徹底する、社員の方の説明を取りこぼすことなくしっかりと聞くなど、仕事をする上での基礎を多く学べる経験となりました。また、効率の良い仕事のやり方や交渉術など、貴社のインターンシップに参加したからこそ知り得たと感じる内容も多く、これから社会に出る上で必要不可欠なことを身につけられたように感じています。

半年間という長い間、お世話になり、本当にありがとうございました。

インターンシップ先の選び方のポイント

では、実際のインターンシップ先はどのように選んだら良いのでしょうか? ここからは、インターンシップ先の選び方のポイントを解説します。

気になる業界や企業から選ぶ

インターンシップは、気になる業界や企業から選ぶことをおすすめします。気になる業界や企業のインターンシップに参加することで、深く知るきっかけとなり、業界研究や企業分析にもつながります。気になる企業がインターンシップを行っていない場合でも、同じ業界の企業を選ぶことで、業界について多くを知る機会となるでしょう。

参加したいプログラムから選ぶ

参加したいプログラムから選ぶのも、インターンシップ先の選び方の1つです。インターンシップのプログラムには、大きく分けて以下の3つがあります。

  • イベント型:会社説明会や座談会など
  • プロジェクト型:グループディスカッションやプレゼンテーションなど
  • 職業体験型:実際に企業で働く体験ができるもの

そのほか、身につけたいスキルからプログラム内容を選んでいくのもおすすめです。

期間から選ぶ

開催期間からインターンシップを選んでも良いでしょう。1Day、短期、長期など、企業によって期間もそれぞれ異なります。

夏休みや冬休みなどの長期休みに開催されることが多い短期インターンシップは、アイデアを提案したり企画を立てたりと、チームで行っていくプログラム形式も多くあります。一方、長期インターンシップでは、社員と同じように実際の業務に就き、職業経験が積めるものも。

学校のスケジュールなどと照らし合わせて、参加できそうな期間から選んでいくのもおすすめです。

まとめ

インターンシップの感想文は、学んだことについて書く、経験して良かったと思ったことを書くなど、いくつかのポイントがあることが分かりました。

学生のみなさん、インターンシップの感想文を書く際にはぜひこちらの記事を参考にしてください。

参考

【例文付き】インターンの感想文にはどんなことを書く?人事の印象に残っている感想文は? | リクナビ就活準備ガイド

【インターンシップの感想文の書き方】好印象を与える例文もご紹介 | 就活の未来

【インターンシップで学んだこと】答え方のポイントと例文 | 就活の未来

岡茂信、才木弓加、美土路雅子『マイナビ2019オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド インターンシップ 仕事のホントを知る!見る! 考える! 』マイナビ出版

インターンシップとは?選び方から意味や目的・募集方法を解説|PASONA

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