大企業へ就職したい!難易度や具体的な方法について紹介

就職活動をしている方の中には、「大企業へ就職したい」と考えている方もいることでしょう。誰もが知っている大企業への就職に憧れる方も多いといいます。大企業への就職に関して、就職倍率や難易度はどれくらいなのでしょうか。今回は、大企業へ就職するための方法などを中心にご紹介します。

大企業への就職について

資本金や従業員数が多い大企業への就職を検討する方も多いことでしょう。大企業への就職というと、「就職するのは難しい」というイメージを持っている方もいるかもしれません。実際に大企業に就職する際の難易度や具体的な方法について理解することで、就職活動に生かすことができます。まずは、大企業の内定倍率や大企業が人気の理由などについてご紹介します。

大企業の内定倍率について

内定倍率とは、企業に応募した人数を内定者の人数で割った数字のことをいいます。例えば、内定者が3人の企業で、300人を超える応募者がいた場合、内定倍率は100倍以上となります。知名度が高い大企業の場合は応募者が増えるため、内定倍率が高い傾向にあります。

大手食品メーカーでは数百倍以上、マスコミ業界や医療業界では大企業の内定倍率が100倍以上であるケースもあることから、人気の大企業への就職は難易度が高いことが分かります。

参考

志望就職先の内定倍率ってどのくらい?倍率が高いほど良い会社?|転職Hacks

大企業への就職難易度が高い理由

前述したとおり、大企業は内定倍率が高い傾向にあるため、就職難易度が高くなります。大企業が人気の理由としては、給与が安定していて、福利厚生が充実しているという点が挙げられます。また、大企業に就職したあとで転職する場合でも、転職先の企業によっては優遇されることもあるといいます。近年は外国籍学生の採用を大企業が後押ししたりするなど、将来の経済動向を見据えた動きも注目されています。

キャリタス就活が、2018年11月から2019年3月下旬にかけて、大学に在籍する大学3年生及び修士1年生を対象にインターネット上で「就職希望企業調査」を行ったところ、2020年卒の就活生が選ぶ人気企業として10位以内にランクインしている企業すべてが大企業という結果になりました。このことからも、就職活動を行う学生にとって大企業は憧れの存在であることが分かります。

参考

【総合】2020年卒 就職希望・人気企業ランキング|キャリタス就活2020

大企業へ就職するには?方法を紹介

大企業へ就職するためには、どのような方法があるのでしょうか。大企業の採用試験は、書類選考・筆記試験・面接試験などがありますが、筆記試験で高得点を取る以外にも、就職に有利になるような活動を行う必要があります。近年は、「リクルーター制」を導入する大企業もあるといいます。リクルーター制とは、社員が新卒者の採用に関わる制度のことで、さまざまな業界の企業が実施しているようです。

リクルーター制ではインターンシップ参加者が対象となるなど、就職活動の一環としてどのような経験をしてきたかも重要なポイントになるようです。それでは、大企業への就職が有利になる方法についてご紹介します。

企業とコネクションがある転職エージェントを利用する

大企業の採用情報はホームページなどに記載されていますが、企業によっては特定の転職エージェントにのみ求人情報を掲載するケースがあります。転職エージェントは大企業とコネクションを持っていることがあるため、志望する企業の求人情報がどこに掲載されているのか調べる必要があるでしょう。紹介している求人情報を非公開としているエージェントもあることから、複数の転職エージェントに登録し、就職活動を行うのもおすすめです。

企業によっては、年収や仕事内容などの情報をインターネット上で公開せず、あえて非公開とすることもあるといいます。大企業では多くの応募者がいることから、面接などの対応がしやすいよう採用情報を非公開にし、転職エージェントからの応募にのみ対応する形をとっている場合もあります。就職活動の際は、転職エージェントの求人情報や、どんな業界の求人を扱っているかなどについて調べるのがいいでしょう。

OB・OG訪問をする

OB・OG訪問とは、自分の大学のOB・OGが働いている会社に訪問することをいいます。大学のキャリアセンターなど、就職課に相談したり、クラブやサークルなどの先輩に相談し、訪問の約束をして会社を訪問します。

自分が志望する企業のOB・OGを調べるのに苦労することもあるかもしれませんが、訪問することで企業の情報を得ることができ、採用制度についても知ることができます。企業とのコネクションを作るという意味でも、OB・OG訪問は大企業への就職に有効な手立てでしょう。

インターンシップに参加する

就職を希望する企業でインターンシップ制度を導入している場合は、実際に就労体験をすることができ、社員とのコネクションを作れることはもちろん、実績次第では採用に結びつくケースも期待できます。長期間の有給インターンシップの場合は、企業への貢献度をアピールすることができるため、実力を認められれば採用に有利になることもあるでしょう。

インターンシップでの経験は面接時にも長所としてアピールすることができ、ほかの応募者に差をつけるチャンスとなります。

郊外に本社がある企業を探す

大企業への就職は、前述したとおり内定倍率が高い傾向にあります。特に食品メーカーなどの人気業界では、倍率が100倍以上の大企業もあることから、筆記試験で高得点を取り、さらに面接で良い印象を与えることができなければ不採用の確立が高くなります。しかし一方で、大企業でも、都心ではなく郊外に本社がある場合があります。この場合は、勤務先が都心ではなく地方になる可能性があるため、内定倍率も低くなる傾向にあります。

もし大企業への就職にこだわる場合は、郊外に本社がある会社に応募することも一つの方法でしょう。

採用数の多い企業を探す

部署や課の多い大企業では、採用人数が多いという特徴があります。採用人数が多ければ競争率も下がるため、採用される可能性も高くなるでしょう。しかし一方で、入社してから希望の部署に配属されなかったり、なかなか昇進できないというデメリットもあります。どの会社で働くことが自分のためになるのか、しっかりと考えた上で決めるようにしましょう。

日本の会社はほとんどが中小企業といわれているため、大企業以外に目を向けることも一つの方法です。近年の経済動向や会社の業績などをリサーチした上で、就職活動を行いましょう。

大企業で働くためには事前のリサーチが大切

大企業への就職は、会社によっては難易度が高い場合もあるため、インターンシップ制度への参加やOB・OG訪問など、企業とのコネクションを持つことが一つのポイントとなります。大企業といっても、経営状況によっては勤務条件が良くないケースもあるかもしれません。まずは企業についてしっかりと研究した上で、大企業への就職の道を模索するのが望ましいでしょう。

参考

「学生に勧めたい大手企業」ランキングTOP100社| 東洋経済オンライン

新卒「売り手市場」の落とし穴、大企業の求人倍率はたった0.37倍 | ダイヤモンド・オンライン

多くの人が知らない大企業に就職するための方法 |タケシの自由になるブログ

新卒で大手企業へ就職するために必要な7つのことを大公開! | ホワイト企業内定の教科書

【21卒版】リクルーター制度実施企業一覧全39社|選考との関連と条件 | unistyle

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