「登校ワクワク」新校舎での授業始まる 仁田佐古小

新しい教室で給食を味わう児童=長崎市、仁田佐古小

 長崎市西小島1丁目の市立仁田佐古小(片岡勝志校長、291人)で25日、新校舎での授業が始まった。
 新校舎は鉄筋コンクリート4階建て延べ約4200平方メートルで、工事費は約9億9100万円。
 児童数の減少を理由に、旧仁田小と旧佐古小を統廃合し、2016年4月に仁田佐古小が開校した。新校舎は3学期初日の1月8日から供用開始予定だったが、市と業者との調整がうまくいかず、2月下旬へ延期。児童らはその間、旧仁田小校舎に通っていた。
 隣接する体育館棟は3月上旬に供用開始の見込み。施設内に併設する日本初の西洋式近代病院「小島養生所」の遺構を一部保存、展示する「長崎(小島)養生所跡資料館」は、4月6日に開館を予定している。
 6年の宮崎優羽さん(12)は「新校舎への登校はワクワクした。旧校舎には感謝の気持ちでいっぱい。けんかをせずクラスみんなで、笑顔で卒業式を迎えたい」と話した。

新校舎での授業が始まった仁田佐古小=長崎市

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