2021年WBCの開催地発表 準決勝・決勝はマーリンズ・パーク

日本時間2月26日、メジャーリーグ機構とマーリンズによる記者会見が行われ、来年3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開催地が発表された。開催地となったのは台湾の2球場のほか、東京ドーム(日本)、チェイス・フィールド(ダイヤモンドバックスの本拠地)、マーリンズ・パーク(マーリンズの本拠地)の合計5球場で、準々決勝は東京ドームとマーリンズ・パーク、準決勝と決勝はマーリンズ・パークで開催される。大会の全3ラウンドを開催するのはマーリンズ・パークが初めてである。

WBCは今大会から出場枠が従来の16ヶ国から4枠増えて20ヶ国に拡大されており、2017年の前回大会に出場した16ヶ国に加えて、予選を勝ち抜いた4ヶ国が出場する。1次リーグは5ヶ国ずつの4グループに編成され、プールAが台湾、プールBが東京ドーム、プールCがチェイス・フィールド、プールDがマーリンズ・パークで開催。各組の上位2ヶ国が準々決勝へ進出し、プールAとプールBから勝ち上がった4ヶ国は東京ドーム、プールCとプールDから勝ち上がった4ヶ国はマーリンズ・パークで準々決勝を戦う。そして、準々決勝を勝ち抜いた4ヶ国がマーリンズ・パークで行われる準決勝と決勝を戦うことになる。

すでに出場が決定しているのは、オーストラリア、カナダ、中国、チャイニーズタイペイ、コロンビア、キューバ、ドミニカ共和国、イスラエル、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、プエルトリコ、韓国、アメリカ合衆国、ベネズエラの16チーム。このほか、ニカラグア、南アフリカ共和国、フランス、ブラジル、ドイツ、パキスタン、パナマ、イギリス、ニュージーランド、チェコ、フィリピン、スペインによる予選が今年3月にアリゾナで開催され、4チームが2021年の本戦に出場する権利を得る。

過去4回開催されているWBCでは、2006年の第1回大会と2009年の第2回大会で日本、2013年の第3回大会ではドミニカ共和国が優勝。2017年に行われた第4回大会でようやくアメリカ合衆国が初優勝を果たした。

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