三協アルミ、シェア拡大へ中高級カーポート新商品

三協立山 三協アルミ社(富山県高岡市)は2月26日、カーポート「M.シェードII」を3月2日に発売すると発表した。アルミによる軽量トラス屋根が特徴。中高級カーポートのシェアについて2020年度に35%を目指す。

1本のアルミ材を2カ所曲げ、同時に頂点をプレス加工し組み合わせ、軽くて強いトラス構造を形成。荷重があっても変形しづらく、大スパン・大空間を可能とした。アルミ材を組み合わせ、ポリカーボネート板の設置まで工場で行う。

梁置きタイプに加え、後方の柱による上吊りタイプも用意。梁置きタイプの場合で積雪加重は50cm相当、耐風圧強度は風速が秒速42m相当。梁置きタイプは間口がこれまでの最大10mから12mまで拡大。上吊りタイプは横の柱がないため車の出し入れがしやすく、3台置きも可能としている。ボルトが見えないようにし、雨どいも目立たなくなっている。

サイズと本体価格(消費税や施工費など別)は、上吊りタイプが167万3000円、奥行き5350mm、間口5635mm、高さ2600mm。梁置きタイプはフレーム含み177万4700円、奥行き5422mm、間口5543mm、高さ2600mmにフレーム1万2000mm。

三協立山 三協アルミ社の副社長事業役員 エクステリア事業部長の西孝博氏は、2月26日に東京都港区で行われた記者発表会で「M.シェードII」の初年度売り上げ目標について「年間7.7億円、1100セット」とし、「中高級カーポートの当社シェアは2019年度に30%を見込むが、2020年度に35%を目指したい」と述べた。

写真は上吊りタイプ(中央が西氏)

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