行方不明の「赤い羽根募金」118万円、横領だった…女性職員を懲戒解雇処分 

 滋賀県近江八幡市社会福祉協議会に寄せられた赤い羽根募金など118万円が不明になっている問題で、市社協は26日、職員の50代女性が横領していたとして懲戒解雇にしたと発表した。処分は昨年12月27日付。

 管理責任を問い、上司の男性管理職1人を減給10分の3(1カ月)、2人を戒告とした。

 不明金の内訳は、一昨年5月から昨年1月までに安土地域の各自治会から市社協安土支所に寄せられた赤い羽根募金と歳末たすけあい募金、日本赤十字社会費。昨年2月に発覚した。

 市社協によると、女性は安土支所で募金管理を担当していた。昨年12月、体調不良を理由に仕事を休み、その間に退職届を出したため理由を聞くと、横領を認めた。今年1月31日に全額を返済したという。

 市社協は「職員が横領するという最悪の事態になり、信頼を損ねることになったことに対して深くおわびする」としている。

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