画像は「風邪」のイメージです
新型コロナウイルスの感染拡大により、感染者が出た学校を中心に休校が相次いでいます。
そんななか、北海道の鈴木直道知事が、2月27日から1週間という期限で、道内すべての公立小中学校の休校を決断しました。
感染拡大防止のためには、道民はもちろん、日本全国から「英断」との声が上がっています。この流れはおそらく全国に及ぶものと思われますが、不安がる大人たちをよそに、当の子供たちからは“喜びの声”ばかりが聞こえてきます。
「やった!休校だって!」
「いきなりゴールデンウイーク!」
「いっぱいゲームができる!」
いずれもSNSやネット上の声ですが、子どもにとってどんな休みも「休みは休み」。不謹慎だろうが何だろうが、嬉しいのは当然といえます。
ただ、大人たちは手離しで喜べません。子どもが小学生の低学年であれば、仕事を休む必要のある親もいるでしょうし、高学年や中学生でもほったらかしにはできない親も多いでしょう。いくら子供を守るためとはいえ、仕事を含めた普段の生活に影響が出てしまいます。
たしかに仕事だけなら、ご時世柄、会社や職場も考慮してくれる可能性はあります。ただ、思わぬところで頭を抱えている大人たちがいます。
そうです。不倫している人たちです。
「不倫のアリバイが使いづらくなった」
「不倫相手と外で会うのが難しくなった」
「万が一感染して行動ルートがバレたら最後」
ちょっと前まで、東出昌大や鈴木杏樹の不倫報道一色だったテレビのワイドショーも、いまや「コロナ、コロナ、コロナ」とコロナ報道一色です。
不倫率が最も高い場所が「職場」ですが、「在宅勤務」にでもなれば会うこともできません。
外で会おうとしても、今まで会社の会合やら飲み会やら同窓会やらをアリバイにしていたわけですから、安倍首相に「会合やイベントの中止」を要請されては、そんなアリバイが使えなくなります。
ましてや、万が一感染してしまった暁には、行動ルートが洗われて、正真正銘の「濃厚接触」がバレてしまいます。
そして、もうひとつ、子どもの休校や、大人の在宅勤務の流れで、「商売あがったり」になってしまう“不謹慎すぎる”人たちもいます。
「家に誰かいそうだったら絶対に入らない」
そう、空き巣です。
これは以前取材した空き巣専門の窃盗犯の言葉ですが、ほとんどの窃盗犯は空き巣専門です。家に誰かいたらそれは「強盗」になり、罪がはるかに重くなるので、「家に誰かいれば即スルーする」とのことでした。
空き巣などの住宅侵入窃盗は、全国で年間4万件ほど発生しています。1日あたり120件になるわけですが、これから減少していく可能性が大いにあります。
このコロナウイルス騒動の流れで、不倫や空き巣といった“不謹慎”な人たちが減れば、それは思わぬ効能かもしれませんね。(文◎編集部)