23日に創立130年を迎えた県薬剤師会（横浜市磯子区）は24日、横浜市中区のホテルニューグランドで記念式典を開催した。黒岩祐治知事ら関係者約130人が出席、節目を祝うとともに気持ちを新たにした。
式典で鵜飼典男会長は「今般の新型コロナウイルス対策として、会員延べ100人が大黒ふ頭で薬の仕分けを行った。先人たちが震災や戦時下で薬の供給に取り組んできたことを考えると、今を生きる私たちも歴史に学び、県民の健康に寄与し続けて行くことが大切だと痛感している」と話した。
同会は1890（明治23）年に創立。医薬分業をはじめとするさまざまな課題を乗り越え、公衆衛生の普及などに努めてきた。近年では、かかりつけ薬局の普及を目指し、「くすりと健康相談薬局」制度を導入している。
