スーパー耐久:BRPがケイマンGT4 MRの参戦体制を発表。富士合同テストから参加へ

 バースレーシングプロジェクト(BRP)は2月27日、ピレリスーパー耐久シリーズのST-Zクラスに投入する新型ポルシェ718ケイマンGT4・クラブスポーツ・コンペティションMRでの参戦体制を発表した。4人のドライバーが決定している。

 スーパー耐久で長年活躍するBRPは、2019年はST-ZにメルセデスAMG GT4を、ST-TCRにはアウディRS3 LMSで参戦してきたが、2020年に向けてポルシェ718ケイマンGT4・クラブスポーツ・コンペティション・マンタイレーシングを日本で初導入する。

 ドライバーには、Aドライバーにチーム代表も務める奥村浩一が、Bドライバーに松本武士が決定。BRPおなじみのメンバーが乗り込む一方、Cドライバーには新人の塩津佑介が起用され、Dドライバーにはニュルブルクリンク24時間でもケイマンをドライブする福田幸平が起用されることになった。

 チームは「昨年から体制は変化し、大きなチャレンジとなりますが、1年間のAMG GT4での運用で、蓄積した経験と、ST-TCRクラスチャンピオンの実績を基に、ST-Zクラスにおいてもシリーズチャンピオン獲得を目指しチャレンジしていきます」としている。

「2019年はST-TCRクラスでシリーズチャンピオン獲得し、これによりST-TCRクラスへの参戦は終了し、並行してテスト参戦を行っていたST-Zクラスに本格的にフルエントリーし、再び3年間のプロジェクトでシリーズチャンピオン獲得目指しチャレンジを開始致します」と奥村代表。

「ドライバーに新人の塩津佑介選手と、ニュル24時間でもケイマンをドライブするポルシェマイスターの福田幸平選手を起用し、車両もドライバーも大きな新しいチャレンジで2020年のS耐を戦って参りますので、ぜひ皆さまご支援、ご声援をお願い致します」

 すでにドイツのマンタイレーシングからマシンやパーツは到着しており、2月29日の富士合同テストに参加した後、開幕戦に備えるという。

マンタイ・レーシングのトーマス・ラケットGM(左)と奥村浩一BRP代表

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