横須賀市の上地克明市長は27日の市議会定例会で、福祉に対する思いを問われ「福祉とは人が人らしく幸福に生きることのお手伝いをすること。全ての政策の上位概念だ」と最重視している姿勢を強調した。
上地市長は就任以来、福祉への財源を生み出すためとして観光や経済、スポーツなどの政策に重点を置いていることから、「福祉に冷たいという言葉を耳にする。市民に福祉への思いを発信していないのが問題ではないか」とただされた。
市長は「福祉の実現は極めて当たり前。これまでことさら福祉という言葉を使ってこなかった」と理解を求め、「自治体が住民の福祉の増進のために存在するのは当然だ。施策は全て福祉につながるもの」と説明した。
西郷宗範氏(自民党)の代表質問に答えた。