終わらない廃炉、イチエフ作業員たちの生の声が詰まった一冊『ふくしま原発作業員日誌』超異例のスピード増刷!

水素爆発が何度も発生し、 高い被ばくをする危険な場所で、 命を賭してまで働くのはなぜなのか――2011年3月に起こった福島第一原発事故当初から、 片山記者が抱えてきた疑問を胸に、 作業員たちへの取材がはじまった。

高線量下で日当6500円、 7次請け、 8次請け……原発の多重下請け構造、 政府の事故収束宣言とともに悪化する作業員たちの待遇、 1日400トン生まれる汚染水との闘い、 作業員の被ばく隠し、 がん発病と訴訟……、 作業員たちの生の声を9年間聞き続けて浮き彫りになった、 福島第一をめぐる真実。

『ふくしま原発作業員日誌』超異例のスピード増刷。箝口令が敷かれた作業員たちを、 東京新聞記者が9年にわたり取材して見えてきた、 福島第一をめぐる真実。

青木理氏も大絶賛「人類史でも未曾有の原発事故から9年、 本書ほど『現場』に迫った記録はない」

2011年8月から開始された東京新聞の人気連載「ふくしま作業員日誌」に、 片山夏子記者が大幅加筆して仕上げたルポルタージュ。 発売後即、 重版が決定した。「嘘偽りのない9年間の生の声がいっぱい詰まった人間物語」「福島第一の作業員関係では、 決定版ではないか」「書籍化を待っていた!」――発売後、 続々と読者からの声が届いている。

終わらない廃炉、 イチエフ作業員たちの声

「誰かがやらなきゃらないなら俺が……」(47歳 下請け作業員)

「ゼネコンはいいなあ。 俺らは原発以外仕事がないから、 使い捨て」(35歳 カズマさん)

「自分は“高線量要員”だった」(45歳 下請け作業員)

「作業員が英雄視されたのなんて、 事故後のほんの一瞬」(56歳 ヤマさん)

「地元では、 東電社員になることは憧れだった」(30代 下請け作業員)

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